タイプごとに予算が変わる!?二世帯住宅の価格相場は?

「理想の二世帯住宅」について考えたことはありますか。

二世帯住宅を検討するうえでは、メリットやデメリットをきちんと理解しておくことが大切です。それらを踏まえて、親世帯と息子(娘)世帯両方が納得できる住まいづくりを反映させることこそ、理想の二世帯住宅づくりに欠かせない第一歩だといえます。ここでは、両世帯が快適に生活していくための二世帯住宅のタイプや、タイプごとの価格相場をそれぞれ紹介しましょう。

 

二世帯住宅の予算相場

二世帯住宅を新築する場合の予算平均は、2014年のアンケートに基づくデータによると、約3,000~4,000万円です。新築二世帯住宅を建てようとする人が、どのような「タイプ」「設備」「工法」を選ぶかによって、予算金額に幅が生じます。注文住宅を購入するからには、自分の希望をすべて叶えた家が欲しいという人も多いのではないでしょうか。

 

しかし、理想をすべて反映させようとすると、費用が予算を大幅に超えてしまうといった事態になりかねません。ですので、まずは「どうしても外せないポイント」と「妥協しても良いポイント」の取捨選択をしておく必要があるでしょう。そして、どうしても外せないポイントを決めるうえで、二世帯住宅をタイプ別に考えることがもっとも大きな決断ポイントだといえます。二世帯住宅は、その構造上、3つのタイプに分けることが可能です。それぞれのタイプの特徴などについて、続けて紹介していきましょう。

 

平屋と二階建ての価格比較

一般的に、二世帯住宅には3つのタイプがあります。その3つとは、「一部共用型」「完全分離型」「完全共用型」です。

「一部共用型」は、それぞれの夫婦の「寝室」などのプライベートな空間はしっかりと確保しつつ、玄関やリビングなどの一部を2世帯一緒に使用するというタイプです。どの部分を共用するかは、世帯間の話し合いによって決まります。

「完全分離型」は、1つの敷地内に2つの完全に別の戸建てが存在しているイメージで考えると分かりやすいでしょう。共用するスペースがないためにプライバシーも守りやすく、生活リズムの違いによるストレスも生じにくいため、人気のタイプです。

「完全共用型」は、1つの家に2世帯が一緒に暮らしているという、昔ながらの「同居」スタイルだといえます。それぞれの居室以外の「お風呂」「キッチン」「リビング」「トイレ」といった設備がすべて共用となるタイプです。

 

二世帯住宅のメリット

二世帯住宅のメリットを、生活面と経済面に分けて紹介しましょう。生活面のメリットは、2つ挙げることができます。

1つ目が、「子育てのサポートをしてもらいやすい」というメリットです。特に、フルタイムの夫婦共働き世帯にとっては、非常にありがたいメリットといえるでしょう。仕事をどうしても抜けられないときに幼い子どもの迎えを頼めたり、子どもが急に病気にかかったときに看病をお願いしたりといったサポートをしてもらいやすいのです。

メリットの2つ目は、「家事の協力がのぞめる」ことだといえます。夫婦ともに多忙なとき、家事の面で頼ることができる存在が身近にいてくれれば体力面でも精神面でも余裕が生じやすいでしょう。

 

経済面でのメリットは大きく分けて3つあります。

1つ目が「住宅ローンの審査において有利」だというメリットです。単世帯での収入で希望額の住宅ローン審査に通らない場合でも、二世帯の合計収入であれば審査をクリアできる可能性があります。

2つ目のメリットは、「税制上の優遇措置を受けることができる」という点です。構造や機能上、それぞれが別の住宅であると認められる二世帯住宅なら特別な税制優遇を受けることができますし、不動産取得税や固定資産税の計算においても有利な面があります。具体的には、不動産取得税の控除額が増えたり、固定資産税の支払い税額が低くなったりというメリットです。

そして、3つ目が「光熱費の節約」で、データによると「完全共用型」の二世帯住宅は「完全分離型」のものよりも、平均して年間約10万円もの光熱費の節約が可能とされています。

 

二世帯住宅のデメリット

二世帯住宅のデメリットは、それぞれの世帯の「生活スタイル」の差から生じるものが多いといえます。たとえば、「プライバシーを守りにくい」というデメリットです。特に「完全共用型」の二世帯住宅の場合は、生活空間のほとんどを共有していることから、プライバシーの確保が難しいといえるでしょう。

また、「生活習慣の違いから生じるストレス」もデメリットの1つです。たとえば、「使ったお皿はすぐに洗い桶に入れて洗う」などといったささいな習慣が、自分のなかでは当然のルールであっても同居人が同じルールを守るとは限りません。たまにであれば、「まあ、いいか」で済ますことができる小さな習慣のズレでも、それが毎日のように積み重なればストレスのもとです。

また、生活スタイルの違いから「騒音」が問題になるケースもあります。たとえば、親世帯が早寝早起きで、息子(娘)夫婦世帯が夜型の生活スタイルである場合です。この場合には、親世帯が就寝する時間と、息子(娘)夫婦世帯が夕食や入浴でバタバタする時間がかぶってしまい、うるさくて寝ていられないといった問題が生じうるでしょう。もちろん、親世帯が夜型で息子(娘)夫婦世帯が早寝早起きといった逆のケースもあります。こういったデメリットの対処方法としては、「話し合い」が有効でしょう。

共同生活を上手く営むうえでは、お互いの世帯の生活スタイルを理解し、配慮しあうことが大切です。どちらかが我慢をしすぎる関係では、不満が爆発して家の中が険悪なムードになりかねません。二世帯住宅のタイプや設備について決める際には、良好な二世帯住宅生活を営んでいけるように生活スタイルのすり合わせをしておきましょう。

 

二世帯住宅で共用するエリア

一部共用型の二世帯住宅では、家の中のどの部分を共有するのが一般的なのでしょうか。まず、多くの世帯が二世帯住宅内で共用しているのは「玄関」です。「お風呂」や「キッチン」などの水回りを共有している二世帯住宅も多く存在しています。これには、お風呂やキッチンなどの水回り設備を世帯ごとに分けると、費用が割高になってしまうという理由が挙げられるでしょう。

しかし、水回り設備のなかでも「トイレ」を共用している世帯は少ないといえます。他にも、「リビング」や「ダイニング」などの、団らんスペースを共用している家庭も多いです。

 

二世帯住宅の成功例

「金銭面を世代ごとにきっちり分ける」ことによって、快適な二世帯住宅ライフを手に入れた成功例を見ていきましょう。お金は生活に大きく関わってくるため、世帯ごとの光熱費や食費等の支払いの分担があやふやだと、ストレスの種になりかねません。光熱費や食費は世帯によって支出額が変わるため、「折半」というざっくりしたルールだけでは、どちらかの世帯の負担が大きくなってしまうおそれがあるのです。

そういった負担の偏りを避け、両方の世帯がお互いに気兼ねなく生活していくために、光熱費や食費等の支払いを世帯別にすることをおすすめします。具体的には、光熱費のメーターを親世帯と息子(娘)夫婦世帯で分けたり、冷蔵庫をそれぞれで所有したりといった対策をとりましょう。こうすることで、「別世帯に負担をかけている(かけられている)」といった意識もなくなり、よりストレスフリーな二世帯住宅生活に近づくことができるのです。

 

二世帯住宅の失敗例

二世帯住宅の失敗例としては、やはり「生活スタイル」のすれ違いによるものが代表的でしょう。ここで紹介するのは、「完全共用型」の二世帯住宅の失敗例です。

洗面所やお風呂、トイレといった設備を共有することで、「それぞれが使用したい時間に設備を使用しにくい」といった問題が発生しました。特に、親世帯と息子(娘)夫婦世帯の両方がそれぞれ働いていたり、孫が学生だったりすると、朝の通勤、通学準備のために洗面所やトイレなどの取り合いになりがちです。忙しい時間に、思い通りに準備を進めることができないというのはストレスがたまるため、日常生活の快適さを損なってしまいます。

こういった失敗を避けるためには、二世帯住宅に住みはじめた後の生活を具体的にイメージしておくことが必須です。両世帯ともに共働きで、活動時間や準備時間がかぶってしまうことが想定されるでしょうか。もしもそういった問題が考えられるならば、一部共用型の二世帯住宅への変更を検討するなど、プランの練りなおしを余儀なくされることがあると理解しておきましょう。

 

 

二世帯住宅を決める時に決めておくべきポイント

快適な二世帯住宅生活を送り続けたいのであれば、建てる前に十分な話し合いをしておかなければなりません。話し合っておくべきポイントの代表的なものは、「家族構成」「経済性」「将来ビジョン」の3つです。

それぞれの世帯、特に息子(娘)夫婦世帯が将来的にどのような家族構成を想定しているのかは、二世帯住宅のタイプを決めるうえで重要なポイントではないでしょうか。子どもは何人欲しいのか、兄弟姉妹なら年齢差はどれほどかなど、さまざまな要素によって間取りや部屋数も変わってきます。

 

息子(娘)夫婦世帯に子どもが生まれたあと、子どもの生活音(場合によっては騒音)はどれほど親世帯に影響するかなどの視点からも検討する必要があるでしょう。「経済性」を考える際は、それぞれの世帯の「ゆずれないポイント」と予算とのかね合いを踏まえたうえで相談することをおすすめします。

 

完全分離型で、お互いに経済的な援助を行わないというのであれば、それぞれの自由な住宅設計が可能かもしれません。しかし、それ以外の場合では、費用をかけたい部分、かけるべき部分について、お互いが納得しておかなければ後のトラブルにつながるおそれがあるのです。

さらには、将来的な「介護」などの問題をどうするかといったビジョンも持っておきたいところです。「もしも車いす生活になったら」「訪問介護に来てもらうことになったら」といった「もしも」の想定を具体的にしておくことで、二世帯住宅のバリアフリーの程度を検討できます。「完全分離なら、息子(娘)世帯が不在でも訪問介護を利用しやすい」といった利点を理解しておくことで、より安心できる生活スタイルにつながるのです。

自分たちの理想やこだわりを反映できるのが、注文住宅ならではのメリットです。親世帯、息子(娘)世帯ともに、末長く幸せに生活していけるような、理想の二世帯住宅の完成を目指しましょう。

ユニバーサルホームの二世帯住宅「ウィズ・ハート」もぜひご覧ください。

RANKING 人気記事ランキング

  1. 新築の平屋に住みたい!価格相場や予算はどのくらい?
    1
    新築の平屋に住みたい!価格相場や予算はど…
  2. 所有権と借地権、同じ土地の権利でも違いに注意!
    2
    所有権と借地権、同じ土地の権利でも違いに…
  3. 30坪の家を広く見せる間取りが知りたい!
    3
    30坪の家を広く見せる間取りが知りたい!
  4. 憧れのマイホーム購入!予算の相場と平均費用はどうなっている?
    4
    憧れのマイホーム購入!予算の相場と平均費…
  5. 2DKは意外と使える!家具やレイアウトで表情を変えてみよう
    5
    2DKは意外と使える!家具やレイアウトで…

LET’S MAKE A HAPPY HOUSE 幸せ家づくりレシピ

幸せ家づくりレシピTOPへ