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大分県大分市の住みやすさが気になる人必見!

大分県は九州のなかでも北東部に位置し、周防灘を挟んで北には山口県、伊予灘や豊後水道を挟んで東には愛媛県があります。大分市は県内の中央部を占め、別府湾を北に臨むロケーションにある市です。県庁所在地であり、県を代表する都市としての機能を備えながら、海と山の豊かな自然にも恵まれています。そんな大分市の住みやすさについて紹介しましょう。

大分県ってどんな県なの?

大分県は「日本一のおんせん県おおいた」というキャッチフレーズでアピールしているほど、温泉がよく知られています。源泉数および湧出量ともに日本一を誇り、別府湾に面する「別府温泉」と県中央部に位置する「由布院温泉」は特に知名度が高い温泉地です。別府温泉は千年以上の昔から温泉が湧き出ており、かつては近寄ることもできない土地と考えられていました。その光景から地獄と呼ばれるようになりましたが、今では別府の地獄めぐりとして有名です。2009年にはコバルトブルーの色を持つ「海地獄」と赤い熱泥の「血の池地獄」、青白いお湯の「白池地獄」、間欠泉が噴き出す「龍巻地獄」の4つが国指定名勝になっています。
大分県は九重連山や由布岳など山地が占める割合が多い一方、北部から東部は海に面しています。比較的温暖な気候で自然に恵まれた大分県では、農産物の生産も盛んです。かぼすやスパイスとして使われるサフランの花芯、乾しいたけなどの生産量が日本一です。しいたけのなかでも肉厚で表層に星形の亀裂が入り、おせち料理などでも珍重される「どんこ」が多く栽培されています。また、畳表にも使用されるイ草の七島イの生産量は、大分県が国内生産量100%を誇っている特産品です。

大分市は快適で住みやすい

大分市の地価は1990年代はじめ頃に高値を記録して以来下がり続け、2004年以降は急速に下落しています。2017年、2018年には住宅地など多少プラスに転じているところはあるものの、それほど大きな地価上昇は見られない傾向です。一方で、人口は1998年9月末時点で43万4,004人だったものが、10年後の2008年12月末時点で47万2,206人、20年後の2018年6月末時点で47万8,855人と増加傾向にあります。とはいえ、全体的には過疎地域であることに変わりありません。
大分市内には約1,000頭の野生のニホンザルが暮らす「国立公園高崎山自然動物園」、イルカやセイウチなどを見ることができる水族館の大分マリーンパレス水族館「うみたまご」などがあります。また、東部の佐賀関エリアにはエメラルドグリーンに輝く大志生木海水浴場、西部には恋人の聖地としての認定を受けた田ノ浦ビーチ(田ノ浦海浜公園)など、海のレジャーを楽しめるスポットにも恵まれています。一方、国史跡にも指定され、平安中期に製作されたといわれる高瀬石仏など歴史を感じられる観光地も豊富です。
大分市内には4万人を収容する大分銀行ドームがあり、2002年アジアで初開催されたFIFAワールドカップでは会場のひとつとなりました。開閉式の屋根を持つ大分銀行ドームでは、サッカーやラグビー、陸上などのスポーツはもちろん、イベントなどさまざまな催しにも利用されています。また、大分市では1981年の国際障害者年から、世界でも最高レベルの大会として毎年秋に大分国際車いすマラソン大会が開催されています。

大分市の福祉制度が知りたい

大分市内にある幼稚園や保育園などの保育施設は2018年度で112施設あるほか、保育ママや小規模、事業所内など地域型保育事業や認可外保育施設も多くあります。また、小学校は60校、中学校は26校、1校の義務教育学校があり、学校施設が多いことも特徴的です。さらに、病児保育の委託施設や一時預かり事業を実施している認可保育施設もあります。大分市は、子育て中の家庭に対して送迎や預かりなどを依頼できる「子育てファミリー・サポート・センター事業」の実施、「おおいた子育てほっとクーポン」の交付など、子育て環境が充実している市です。
大分市では医療制度も子育て世代に優しい仕組みがあります。子ども医療費助成事業が実施されていることから、小学校就学前の子どもは入院や通院、歯科、調剤の分野で対象となる処置を自己負担なしで受けることが可能です。所得制限もありません。小・中学生も入院に関しては助成の対象に入っており、2017年9月まで支払うのは月500円の一部自己負担金のみでした。2017年10月以降の診療からは、月500円の一部負担金も支払う必要がなくなっています。

閑静な住宅街が多い!大分市の魅力

大分市の南部には山間部が広がり、市街地は主に北の別府湾に流れ込む大分川や大野川の河口に広がっています。市の北部をJR日豊本線が横断し、大分駅からは久大本線が由布市方面に、豊肥本線が熊本方面に伸びています。市の中心となる大分駅に隣接して2015年4月に「JRおおいたシティ」が開業しました。JRおおいたシティには多彩なショップや飲食店のほか、映画館や温泉施設も入っています。
大分駅周辺には大分市役所や大分県庁などの行政機関や大分市美術館、大分県立美術館OPAMなどの文化施設などが集まっていますが、少し離れると閑静な住宅地が多い街並みです。また、市内には大分城址公園や春日公園、平和市民公園など、子どもが遊べる公園が多いことも特徴的です。主要駅前や幹線道路沿いにはスーパーマーケットや飲食店などが程よくあり、買い物や外食にも困りません。全体的には比較的静かで安全な街並みであり、交通事故や殺人などの犯罪が少なく治安がよい街だと言えるでしょう。

不便もある!大分市に住むデメリット

大分市は日常的に買い物できるスーパーやコンビニなどは各地に点在しています。また、美術館や高崎山自然動物公園、うみたまごなど、何カ所かレジャー施設があります。ただし、大都市に比べると大きなショッピングセンターやテーマパークなどがあまりありません。また、市街地を離れるとさらに商業施設やレジャー施設などが少なくなるため、市内でも地域によって多少差があります。郊外の住宅地では駅や商業施設などまで距離があることも多く、自家用車がないとアクセスが不便なこともあるでしょう。また、コンビニは24時間営業していますが、それ以外のお店は比較的夜早い時間に閉店してしまうため、都会での生活に慣れている人にとってはデメリットになるポイントです。

大分県の大分市には魅力がたくさんある

大分県大分市は県庁所在地として、大分駅周辺のように行政機関や商業施設が集まり、賑わうエリアもあります。ただ、全体としては比較的静かな住宅地が広がる環境で、福祉制度も充実している市です。また、周囲を見渡すと海も山もあります。別府や由布院ほど全国的には有名ではないものの、大分市内も各地で温泉が湧き出ています。地下600m~800mの深層部から湧き出る大深度地熱温泉を市内30カ所以上で楽しむことができるでしょう。そのため、大分市は自然に恵まれた住みやすさのある市です。
地方都市では少子高齢化や過疎化が進んでいることもあり、大分市でも対策が練られています。大分市はもちろん、東京や大阪、福岡などにもUIJターン相談窓口を設け、大分市への移住や定住を支援するさまざまな制度も実施しています。空き家や空き地の利用促進のための「住み替え情報バンク」の設置や、移住者居住支援事業、近居・同居支援などもおこなっています。また、企業や就農、漁業新規就業者育成支援事業など、仕事面でもサポートを受けることが可能です。
大分市は子育てしやすいメリットが多く、これから家を建てて住みたいという人に支援してくれる制度も充実しています。静かな環境で暮らしたいならば大分市で理想の注文住宅を建てることも視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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