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住みやすさで選ぶなら!福島県の郡山市が居住先としておすすめ

福島県は東北地方では最南端、東京からは約200km圏内に位置している県です。ただし、同じ福島県内でも地方によって街の様子や気候、文化などが異なります。そのなかでも、県のほぼ中央に位置しているのが郡山市です。そこで、まずは福島県全体の特徴を紹介し、続いて郡山市がどんな市なのか、生活する街としてどんなメリットやデメリットがあるのかについて説明します。

福島県の特徴

福島県は東北地方の南部を占めている県で、面積は日本国内で最も大きい北海道、2番目の岩手県に次いで3番目の大きさです。県内は内陸部の会津地方、中央部を占める中通り地方、太平洋側の浜通り地方の大きく3つに分けられます。浜通りと中通りのあいだを隔てるように広がっているのは阿武隈高地です。また、中通り地方と会津地方のあいだには、青森県から栃木県にかけて連なる奥羽山脈があります。そのため、地域によって気候が異なるほか、文化や県民性も同じではありません。
会津地方は新潟県とも境を接し、冬に雪が多く降り積もる日本海側の気候です。浜通り地方は太平洋気候です。浜通り地方では海からの風があるため夏はそれほど気温が上がらず、冬は比較的温暖でほとんど雪は降りません。中通り地方は両者の中間の特徴を持ち、南部の高原地帯は比較的気温が低く、雪も降る気候です。ただ、北部にある福島盆地は盆地特有の気候で、夏は蒸し暑くなります。
福島県内では春から秋にかけてさまざまなフルーツが栽培されています。なかでも、特産品の桃は生産量が全国2位です。また、会津地方北部にある喜多方市発祥の喜多方ラーメンは全国でも名が知られています。独特の縮れとコシがある平打ち麺が特徴的で、札幌ラーメン、博多ラーメンと並び、日本三大ラーメンのひとつに数えられています。さらに、福島県はきれいな水や気候に恵まれていることから、日本酒造りも盛んな県です。
幕末から明治維新にかけて日本の歴史が大きく動いたとき、会津は戊辰戦争の中心となりました。白虎隊の悲劇など、会津の歴史は全国的にも知られ、県内には戊辰戦争にゆかりの歴史的建造物が今もなお残されています。

福島県の街にもタイプがある

福島県のなかでも太平洋側の浜通りは気候が安定しており、降雪量も少ない土地です。浜通りのなかでも南部の茨城県との境にあるのがいわき市で、東北でありながら比較的温暖な気候で暮らすことができます。人口は2018年7月1日時点で34万3,383人。JR常磐線が通っており、茨城県へのアクセスが良好です。
福島県の西部、会津地方の中心となっているのは会津若松市で、人口は2018年6月1日時点で12万1,018人です。北に磐梯山、すぐ東に猪苗代湖があるというロケーションから、会津若松市は風光明媚な自然に恵まれています。また、市のシンボルである鶴ヶ城やレトロな雰囲気の街並みなどがあり、歴史を感じることのできる市です。
中通りの北部、宮城県や山形県に接する場所にあるのが福島市で、人口は2018年6月の統計で28万180人でした。東には阿武隈山地、西には奥羽山脈があり、山に挟まれた盆地にあるため、夏の暑さが厳しく、冬に積雪の多いエリアもあります。ただ、福島市は県庁所在地であり、行政機関や企業などが多く集まっている市です。そのため、住むときに一緒に仕事を探したいと考えているなら、就ける職の幅は広いでしょう。
同じ福島県のなかでもほぼ中央部に位置し、特に利便性が高いのが郡山市です。福島県は住む場所によって特徴が違い、住みやすさのポイントも異なってきます。そこで今回は、特に利便性の高い郡山市についてさらに詳しく説明しましょう。

福島県の郡山市とは

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郡山市は中通り地方にある中核市で、2018年7月1日時点の人口は33万3,206人です。郡山市の人口は県庁所在地の福島市よりも多く、東北では宮城県の仙台市、福島県いわき市に次いで3番目の規模です。また、県全体からみてもほぼ中央部に位置していることから、鉄道網や道路網も整っています。郡山北部から南部にかけて東北新幹線やJR東北本線が通り、郡山駅からは磐越西線やゆうゆうあぶくまラインも出ています。東北自動車道や磐越自動車道などの主要道路も通っているため、県内はもちろん、東北各地や都心への交通の利便性が高いです。
郡山市は長い歴史を誇る街でもあります。古くは大和朝廷の時代に阿尺国(安積国)が立国され、比止禰命(ひとねのみこと)が第13代成務天皇の勅命により、安積国造(あさかのくにのみやつこ)として派遣されました。比止禰命は荒れ地を切り開き、現在の赤木町に和久産巣日神と天湯津彦命を神として祀っています。のちに、比止禰命も合祀され、郡山駅に程近い場所にある安積国造神社の由来につながっているのです。
また、郡山市の中心部には、かつて針生古墳を中心に100基以上の古墳があったとされています。奈良時代から平安時代になると安積郡の郡役所が置かれるようになり、周囲地域の中心的存在となりました。郡山市鶴見にある清水台遺跡はその郡役所の跡だと推定されています。

郡山市が住みやすい理由

郡山駅前には地上24階、地下1階の県内で最も高いモルティ(ビッグアイ)があり、店舗のほか市民センター、高校、オフィスなどが入っています。また、駅ビルのS-PAL郡山やアティ郡山にも多彩なショップやレストランなどがあり、郡山駅周辺ではショッピングに困りません。一方、国道4号あさか野バイパス沿いのイオン郡山フェスタ店のように、幹線道路沿いに広い駐車場を備えたショッピングモールもあります。そのため、郡山市内では電車での移動でも自家用車での移動でも、買い物や日用品を整える際に不自由しないでしょう。
モルティ内にはプラネタリウムのある郡上市ふれあい科学館が入っています。また、けんしん郡山文化センターや開拓の歴史を伝える郡山市開成館など、郡山市内には文化施設も豊富です。さらに、郡山市には関東に拠点を置く企業の支店なども多く集まっています。そのため、ビジネスで人や物、さまざまな情報と触れる機会が多い人におすすめの街です。企業とのつながりも持ち、ビジネスを広げたい人にとっても、交友関係を広げることができるでしょう。賃貸物件の相場を見てみると、福島県内では郡山市や郡山駅周辺の人気が高く、家賃は高めの物件が多いのが特徴です。

福島県郡山市に住むメリットとデメリットを紹介

郡山市には商業施設が豊富なことに加え、子どもを遊ばせることができる公園も多くあります。安積開拓の歴史とも関係があり、郡山市のシンボルにもなっている開成山公園がそのひとつです。開成山公園には野球場やプール、郡山市音楽・文化交流館(ミューカルがくと館)などの施設が集まっていますが、なんといっても有名なのは桜です。開成山公園は県内でも屈指の桜の名所として市民に親しまれている公園です。また、郡山カルチャーパークには遊園地やプール、人工芝の屋内遊び場などがあり、さまざまなイベントも開催されています。ほかにも居住地近くで気軽に利用できる街区公園や都市緑地なども合わせると、郡山市内には2018年時点で320カ所、339.44ヘクタールの公園施設があります。
郡山市は田舎と都会の両面を併せ持っているため、バランスが良いというのも住みやすさのポイントです。郡山市内は主要駅などを中心に市街地が広がっていますが、少し郊外に行くと自然豊かな田園が広がっています。ただ、県の中央に位置し、主要道路も多く通っていることから、交通量が多いという点はデメリットです。また、JR東北新幹線や在来線が市内を通っていますが、市内すべてを鉄道路線が網羅しているわけではありません。バスなども都会に比べると本数などが充実しているとは言えないため、車で移動する人が多いです。そのため、車を所有していないと不便を感じることがあり、遠出も難しいでしょう。さらに、郊外に行くと夜道が暗いことが多いという点も、生活するうえではデメリットになり得ます。

住みやすさで選ぶなら郡山市!

郡山市は県庁所在地ではありませんが、交通の要衝であり、多くの企業も集まっている福島の心臓部ともいえる市です。買い物に便利な商業施設や子どもと一緒に楽しめる公園、文化施設などにも恵まれています。一方で、市街地から少し離れると田園風景が広がり、自然も残されています。そのため、郡山市は都会のよさと田舎の良さを併せ持つ、住みやすさのある街だといえるでしょう。そんな郡山市に住むならば、家にもこだわりたいものです。家族の要望を反映した注文住宅を、住みやすさのある郡山市で建てることを検討してみてはいかがでしょうか。

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