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買い替えは効かない!新築住宅を購入する際の5つの注意点

       新築住宅は、中古物件と違い購入者以外、まだ誰も手をつけていないのが特徴です。おろしたてのきれいな住宅は、「自分の城」を所有する気持ちを強く持つことができます。新築住宅は何十年もローンを組む大きな買い物であるため、さまざまな点に注意して慎重におこなうことが大事です。今回は、新築住宅の購入における大事なポイントをいくつか紹介します。

注意点1.住宅の維持費の確保

自分の家を所有するには、住宅費用だけでなく土地も購入しなくてはいけません。一戸建てを購入するには、家と土地代で数千万もの購入費が相場です。住宅購入の際、ほとんどの購入者が数千万もの大金を一括で支払うことはできないので、住宅ローンを組むことになります。住宅ローンは20~30年ほどの長い期間をかけて月々定額で支払っていくという支払い方法です。新築住宅を購入する際は、月々にどれくらいの料金を支払うことが可能か計算する必要があります。
ローンの支払いを滞納すると金融事故として記録され、他のローンやクレジットカードの利用ができなくなる恐れがあります。また、ローン支払い滞納が6カ月続くと自宅が競売にかけられ、マイホームを手放すという最悪のケースにおちいることにもなるのです。そのため、住宅購入前からローン支払いの資金計画は、しっかりと立てることが大切です。
ローンを組む際にありがちなのは、月々定額を支払うローンはマンションやアパートの家賃と変わらないという考えを持つことです。しかし、賃貸の家賃を支払うのと新築住宅に住みながらローンの月々の支払いをすることは、似てるようで異なります。自分で所有している住宅は年月が経過するうちに、あらゆる箇所が劣化していきます。そのため、賃貸マンションやアパート住まいの際には必要のない、住宅のメンテナンス費用も自分で支払わなくてはいけません。住宅ローンだけにとらわれずに、メンテナンス代など他の費用がかかることも頭に入れる必要があります。

注意点2.周辺環境に留意

新築住宅を購入する際は、購入する住居だけに気を取られてはいけません。住居の住み心地には住居の周辺環境も大きく影響を与えます。住居を構える土地を探すときは、自分の生活のニーズを満たす環境を選ぶことが重要なので、周辺環境もチェックすることが必要です。周辺環境をチェックしないで新築住居を購入して自宅周辺の環境が自分にとって良くない場合、賃貸マンションやアアパート暮らしと違ってすぐに引っ越すということは簡単にはできません。そのため、住宅購入予定の街を入念に調べることが大切なのです。
自分が住居をかまえた街に実際に住むことになった場合、重要なのは普段の買い物をする施設、そして、病院や銀行、郵便局などの機関です。生活に必要な施設や機関が住居から遠くないか、利便性を考えることが大事です。また、家族に子どもがいる場合は、公園など子どもの遊び場があるか確認もしましょう。
そして、普段の生活をするうえで悪い影響がないか確認することも重要です。住居のすぐ近くに工場などがあり騒音がひどくないか、夜に営業する飲み屋などが多くないかなどチェックすることが大事です。周辺環境を確認する際は、昼と夜の二つの時間に確認してみましょう。昼と夜とで環境は大きく変わる街もあるので、そのような確認方法も必要です。通勤や通学を安全におこなえるかどうかをチェックするために、周辺の交通量を気にかけるのも大切なことです。

注意点3.業者選びは慎重に

新築住宅の購入で重要なのは、住宅の建築を担当してくれる住宅会社の選び方です。自分の住宅を少しでも早く持ちたいため、ネットなどで見つけた業者とすぐに契約をしてはいけません。たくさんの業者のなかから自分と相性が良く、建築費用も良心的な業者を選ぶようにしましょう。
信頼できる業者の条件は、こちらの疑問にしっかりと答えてくれるかという点です。購入者は、建築に関することは当然ながら専門家ではないので詳しくありません。そのため、業者と話をすすめるうえでどうしてもわからないことが出てきます。その場合は、ずっと疑問として残さずにどんどん質問をしましょう。この際、こちらの疑問にすぐに返答できない、あるいは、あやふやな返答をする業者は、購入者のニーズに満足に応えてくれないと判断してもいいでしょう。新築住宅の建築は、購入者と業者が何度も話し合いをして理想の家づくりをおこなう作業です。この一連の話し合いのなかで、親身になってこちらの疑問や要望に答えてくれない業者は信頼できるとはいえません。
信頼できる業者かどうかを判断するコツは、最初の電話での問い合わせ、あるいは、実際に会っておこなう契約前の話し合いでわかります。お客である購入希望者に対しての言葉使いや態度が丁寧でない場合は社員教育が満足にできてない、人の出入りが激しい不安定な会社である可能性があります。
契約前に出してもらった見積書の詳細がシンプルである場合も要注意です。見積書とは具体的にどのような作業がおこなわれて、いくらの費用がかかるかという詳細が記載された書類です。建築とはいろいろな作業が必要なものなので、見積書もこと細かくいろいろなことが記載されます。そのため、わずかな記載しかない見積書を出す業者は、契約後に追加工事費などと称して追加料金を請求してくるケースもあるのです。業者を選ぶ際は、いくつかの業者と交渉して、どこの業者の対応が親切だったかなどをチェックして、じっくりと選ぶことが大切です。

注意点4.大幅値引きは要注意

注文住宅は、中古物件と違い1からつくりあげるものなので、当然ながら高額となります。そのため、購入者は少しでも安く契約をしてくれる業者を探すことになりますが、これが新築住宅購入時の落とし穴となるのです。業者のなかには、相場とかけ離れた安い費用を設定しているところがあります。しかし、その安さにつられてすぐに契約してはいけません。
相場より安いということは、それだけ人件費や資材費用など、建築費用のどこかしらをおさえているということです。それで高品質な住宅が建築できれば問題はないですが、費用が少ない状態でクオリティの高い住宅ができることはほとんどありません。そのため、安い費用で建築をおこなった住宅は、あとになって欠陥住宅であることが発覚するというパターンが見られます。極端に安い費用で見積もりを出す業者は要注意です。

注意点5.家族全員で必ず話し合う

新築住宅を購入するときは、身内である家族の意見を聞くことも重要です。奥さんや子ども、同居人の両親など、それぞれ住居に求める考えは異なります。事前に家族で話し合いをして、自分以外の家族の要望を住居に取り入れることが大事です。もし、家族で話し合いをして要望を住居に取り入れなかった場合は、あとになってトラブルに発展する可能性もあります。特に介護が必要な家族を抱えている場合は注意が必要です。キッチン、お風呂、庭など家族全員のニーズを聞いて、それらをまとめた要望を業者に伝えることが、理想のマイホームを実現するための近道なのです。

注意点を押さえてトラブルを防ごう

一軒家、特に新築住宅は一生に一度の大きな買い物といわれています。他の商品のように安易に買い替えのできるものではないため、新築住宅購入の際はさまざまなことに気をくばることが必要です。どのような住居にするか、業者選びはどうするか、ローンでの返済の計画はどうするかなど、新築住宅購入のための問題を整理して、一つひとつクリアしましょう。一連の流れを曖昧にしておこなうと、あとになってトラブルに発展する恐れがあります。トラブルは事前に防止して、理想のマイホームをつくりましょう。

 

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