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平屋を建てたい!メリットとデメリットは?

住宅というと2階建てが主流ですが、おしゃれなイメージの平屋も人気が出てきています。2階建てにするか平屋にするかで外から見た家の雰囲気が変わるだけでなく、実際の住心地も変わるのです。そこで今回は、注文住宅を建てる際、平屋も選択肢のひとつとして検討できるよう、平屋のメリットとデメリットを解説していきます。

平屋のメリット1.子どもや高齢者にやさしい

平屋には「小さい子どもや高齢者にやさしい家」というメリットがあります。平屋なら階段の上り下りがないので、子どもや高齢者がけがをする心配がありません。とくに、好奇心旺盛な乳幼児は、家事などで少し目を離したすきに階段で遊びはじめることがあります。2階建ての場合、気が付いたときには階段から転げ落ちていたということも少なくないため、子どもが小さいうちは、より気を配らなくてはならないのです。
また、高齢者にとって階段の上り下りは転倒の危険があるだけでなく、体力的にも大変なものです。自分たちが高齢になることを考えるのはもちろん、両親が遊びに来たときも負担をかけることがなくなります。家の広さや間取りによっては、どうしても階段が急こう配になってしまうこともありますが、平屋なら階段の形状を意識する必要もないのです。すべての部屋が1階にあるので、将来バリアフリーにリフォームしやすいのも特徴です。ちなみに、家を建てるなら建築費用以外に、メンテナンスの費用も考慮しなければいけません。なかでも屋根と外壁は一定期間経過したらメンテナンスが必要です。2階建てだと足場の費用がかかったり作業が大掛かりになったりしますが、平屋なら足場などの施工費がかからずに済むケースが多くなります。
さらに、平屋ならどの空間にも目が届きやすいので、家事をしながら子どもを見守れますし、家族間のコミュニケーションがとりやすくなります。同じ空間にいる時間が増えるので、子どもが大きくなってから部屋に閉じこもりっぱなしでコミュニケーションがとれないという状況にもなりにくいのです。

平屋のメリット2.太陽光パネルをつければエコな家

平屋は2階建てと比べて屋根の面積が大きくなる傾向にあります。そのため、太陽光発電システムのパネルを設置する場合、パネルが設置できるスペースを広くとることができるのです。太陽光発電パネルを設置すると、電気代を抑えられることや売電収入が得られるだけでなく、停電したときや災害時でも電気を使えるのがメリットです。一般的な家庭の場合、太陽光発電パネルを設置することで年間の電力消費量の約9割程度をカバーできるといわれています。これは、電力の節電だけでなく電気代の節約にもつながります。設置費用を考えても電気代を約9割も節約できるとすれば、意外とスムーズに元がとれるはずです。設置費用はパネルのメーカーや屋根の形状によって変わりますが、既に建っている住宅に後から設置するとなると、新たに足場費用や工事費用などが必要です。新築時に設置すれば設置費用も少なくて済むのです。
また、消費する電力よりも発電量の方が多くなれば、余った電気は電力会社に売ることもできます。家族の人数が少ない場合や昼間は家に誰も居ない場合は、電力消費量も少なくなるので売電収入が増える可能性があります。さらに、非常時でも電気を使えるのは大きなメリットといえるでしょう。台風や暴風で停電になることがありますし、大規模な災害が発生すると長期間電気が使えなくなることも考えられます。しかし、太陽光発電パネルが設置されていれば停電や災害の影響を受ける心配がなくなります。

平屋のデメリット1.土地代が高い

 

平屋のデメリットとして、土地代が高くつく可能性があります。たとえば、夫婦と子ども3人の5人家族だとします。子どもたちにそれぞれ部屋を与えるために夫婦の寝室と子ども部屋、合わせて4つの部屋が欲しいと考えたとき、2階建ての場合は1階と2階に部屋を分けてつくれます。しかし、平屋の場合は必要な部屋数の分敷地がなければいけません。平屋で部屋数を増やそうとすると、その分広い敷地が必要になるため土地代が高くなるというわけです。
郊外に行けば比較的安価で広大な土地を手にいれることができますが、安価な土地は交通の便が悪いことや商店が少なく日常生活が不便というケースが多くなります。利便性を優先するなら中心地に土地を準備しなければいけませんが、市街地は郊外に比べて土地単価が高い傾向があります。場所によっては購入できる敷地面積が限られてしまいますし予算の都合で広い土地を購入できないのであれば、部屋数を少なくしなければいけません。どうしても部屋数が多く必要な場合は、2階建ての方が費用が安くなるケースもあるのです。
また、平屋は坪単価が高くなりやすいのが特徴です。2階建てと平屋を同じ床面積で建てるとすると、地面に接している面積は平屋のほうが広くなります。つまり、基礎工事が必要な面積も平屋の方が広いということなので、坪単価がアップしてしまいます。屋根も2階建ての家より大きくなるので、その分費用がかかります。

平屋のデメリット2.プライベート空間が少ない

平屋はプライベート空間の確保が難しくなりやすいというデメリットもあります。コミュニケーションがとりやすいのはメリットではありますが、逆に考えるとプライベート空間の確保が難しいというデメリットにつながるのです。限られたスペースでドアや壁を多くすると採光や通風が遮られますし、圧迫感も感じやすくなります。そのため、パーテーションやカーテンなどを上手く使ってプライベート空間をつくる努力が必要です。天井を高くしてロフトをつくるのもひとつの方法です。天井を高くすれば部屋を広く見せることもできます。また、子どもが小さいうちは広い空間をつくっておき、成長に合わせて仕切りを増やしてプライベートな空間をつくってあげるという方法もあります。
それから、平屋はどの部屋も周囲の道路などから近い位置にあるので、防犯も意識しなければいけません。たとえば、平屋ならリビングや子ども部屋から直接庭につながる間取りで開放的にもできますが、防犯面を考えると心配もあります。さらに、開放的に設計した平屋は道路から家のなかの生活空間が見えないよう、しっかりした垣や壁で囲う必要があります。しかし、そうすると外から見られる心配が無くなる一方で、不法侵入者が隠れやすい箇所を作ることになります。では、窓を少なくすればいいかというと、部屋のなかが暗くなってしまいます。家の外側からではなく、中庭をつくるなどして明るさを保つ必要が出てきます。

平屋のメリットとデメリットを理解して理想の家を

平屋は子どもや高齢者にやさしい、太陽光発電パネルをつけてエコな家にできるというメリットがあります。子どもや高齢者がけがをする心配が少なく、将来は自分たちのためにバリアフリーにリフォームしやすいというのはうれしいメリットです。また、太陽光発電は電気代の節約ができますし、電力が余れば売電もできます。一方、部屋数が多く欲しい場合は、土地代がかかるという部分はデメリットになります。そして、コミュニケーションがとりやすいことも、逆の視点で考えればプライベート空間が少ないというデメリットとも考えられます。さらに、平屋は庭と部屋が直接つながる開放的なつくりを楽しむこともできますが、その場合は防犯の面も意識することが大切です。注文住宅ならライフスタイルや理想の家を相談しながら間取りを考えることが可能です。メリットとデメリットをしっかり理解し、注文住宅で住心地の良い平屋を建てましょう。

 

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フラットワンは広々とした開放的な暮らしの中、家族のライフスタイルを考えて無駄のない生活動線を確保します。暮らしをもっと軽やかに、もっと快適にするための、さまざまな機能性と工夫にあふれています。

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平屋の建築実例

建築実例 1.照明にこだわった西海岸風のおうち

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米軍ハウスの雰囲気を取り入れたカッコイイお家です。木のぬくもりをベースに大好きなグリーンやネイビーをアクセントに、また照明にもこだわりお洒落で居心地の良い 空間になりました。

詳細情報:平屋の建築実例「照明にこだわった西海岸風のおうち」

建築実例2.音楽室のある家

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広々した空間に家事動線と利便性を重視したお住まい。抜群の防音性能を持たせた音楽室で趣味のドラムも楽しめるお住まいが完成しました。

詳細情報:平屋の建築実例「音楽室のある家」

建築実例3.緩やかにつながる開放的な平屋

建築実例3

あえて仕切りをつけない間取りが家族がどこにいても緩やかに存在を感じられる開放的な空間に仕上がりました。

詳細情報:平屋の建築実例「緩やかにつながる開放的な平屋」

 

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