北海道で快適に暮らすには？住みやすさでおすすめの人気エリア6選！｜イエばな

「そろそろマイホームを購入したいけれど、どのエリアが住みやすいのだろう？」と悩んでいる人はいませんか。一生ものの買い物だけに住む場所は慎重に吟味したいところです。特に、広大な北海道はエリアによって気候や住環境が大きく変わります。そこで今回は、北海道で暮らそうとしている若いファミリー世帯のために、住みやすいエリアを6つ紹介します。

トピックス一覧

冬の寒さが厳しい北海道は街がコンパクト
札幌市は北海道の中心都市！
円山公園周辺は有名な高級住宅地
商店街があって生活しやすい琴似
子どもも安心して遊べる福住
ラベンダーのまち上富良野町
新幹線開通！本州と繋がる北海道主要都市の函館市
女満別空港を抱える網走郡大空町
静かな住宅街で空港にも近い恵庭市
北広島市はマイホーム支援がある！
北海道の建築実例
北海道の住宅エリアは利便性の高さが人気の理由
北海道のモデルハウス

冬の寒さが厳しい北海道は街がコンパクト

北海道といえば、日本でも最北端に位置している雄大な地域です。場所によって異なりますが、冬になると積雪が数メートルにもなるエリアがあり、除雪や雪かきを行う住民の様子がよく見られます。そんな北海道の気候は「亜寒帯気候」と呼ばれ、夏は比較的過ごしやすく、12月から3月にかけては気温が氷点下まで下がることもしばしばです。ただし、太平洋側や日本海側、オホーツク海側や内陸地方では気温や降雪量に差があることには注意が必要です。札幌市や旭川市は豪雪地帯に属しますが、釧路市や函館市は比較的積雪が少ない地域です。また、冬の寒さが厳しい北海道では、住環境がコンパクトにまとまっている都市が多いという特徴があります。
北海道の人口は道庁所在地である札幌市への一極集中となっており、約197万人（2018年5月現在）が札幌市に住んでいます。北海道の物価は他の地域と比べれば安めで、道外から移住してくる人は普段食べる食材の値段と質の高さに驚くことでしょう。特に魚介類は絶品で、一般的なスーパーで売っている刺身や寿司のネタが新鮮で美味しいと評判です。また、都市を一歩離れると広大な面積を誇る北海道の雄大な自然を堪能することができます。大雪山や知床五胡、阿寒湖や礼文島など「自然を家族で思い切り楽しみたい」というファミリーにはうってつけの住環境と自然がそろっています。

札幌市は北海道の中心都市！

北海道に住むなら、まず検討するのが「札幌市」です。北海道の経済・文化の中心地であり、オフィスビルや大型複合施設、文化施設、市内中心部を縦横につなげる長い地下街・地下歩行空間など都市機能が効率よく整備されています。人口は日本で5番目に多く、北海道に住んでいる人の約3分の1は札幌市に住んでいる計算です。毎年2月になれば「さっぽろ雪まつり」が開催され、道外や海外からもたくさんの観光客が訪れます。「札幌ラーメン」や「スープカレー」などの食文化、乗馬体験や北海道スイーツの作り方教室などのアクティビティも豊富です。道内で唯一「地下鉄」が通っており、公共交通機関の利便性も良好です。北海道の都市の中でも住みやすさに定評があるため、北海道に住むのであれば第一候補に選びたいエリアになります。

円山公園周辺は有名な高級住宅地

札幌の中心部から車で10分、地下鉄であれば3駅ほどのところにあるのが「円山公園駅」です。新千歳空港まで1時間ほどで行ける距離にあり、近くには円山動物園や円山原生林、北海道神宮などの人気スポットが点在しています。周辺にはおしゃれなレストランやカフェが建ち並ぶ「円山裏参道」と呼ばれるエリアがあり、ミシュランで星を獲得した寿司屋も営業しています。駅から少し歩けば閑静な高級住宅街が広がり、落ち着いた雰囲気の住宅街のまわりには市内でも有名な幼稚園や小学校、中学校、専門学校が数多くあります。治安が非常に良いため「落ち着いた環境で子どもを育てたい」というファミリー層に特に人気のある文教地区です。

商店街があって生活しやすい琴似

「琴似」はJR札幌駅から快速で5分ほどの距離にある街です。JR函館本線と地下鉄東西線が利用できるなど交通の便が良く、札幌の中心街や大通公園へのアクセスも抜群です。また、琴似駅周辺の商店街は大型スーパーや飲食店、個人商店、区役所や病院などが徒歩圏内にまとまっていて、高齢者にもやさしい立地となっています。生活に必要なものは駅周辺でほぼそろうので生活に困ることはないでしょう。北海道での生活は基本的に車での移動が一般的ですが、琴似においては車がなくても十分生活が可能です。そのため、転勤や進学などで一時的に移住する人も多く、昼夜を問わず街は活気にあふれています。

子どもも安心して遊べる福住

札幌市内で子どもがいるファミリー世帯におすすめなのが「福住」です。地下鉄東豊線の始発駅である福住駅は、朝の通勤・通学時間でも座って札幌中心街まで移動できます。「満員電車が嫌」という人にはうってつけのエリアといえます。また、近くには札幌ドームがあることから、野球観戦や各種イベントなども子ども連れで楽しめるでしょう。札幌ドーム周辺には大型の公園がいくつかあるので、子どもを水遊びや遊具で伸び伸びと遊ばせることもできます。また、福住駅の地上には大型スーパーやバスターミナルが設置されているので、車なしでも十分生活できる住環境が整っています。

ラベンダーのまち上富良野町

「ラベンダーのまち」として知られる上富良野町は、北海道の中央部にある、大自然に囲まれた町です。保育園・認定子ども園が4校程度、小学校は3校程度で、そのうちの1校は特認校となっています。特認校とは、自然の豊かな環境の中で少人数教育のできる学校のことで、中身の濃い教育を受けることが可能です。病院は町立病院があり、内科・外科・救急科などがあります。
交通面では、JR北海道・富良野線の上富良野駅があります。富良野線は、旭川駅と富良野駅を結んでいる路線です。美瑛などの観光地を通るほか、周辺住民の通勤・通学にも利用されています。
観光では、ラベンダーをはじめとする花畑が各地にあります。花のシーズンに見られる雄大な十勝岳を背にした風景は、一見の価値ありです。また、十勝岳温泉など温泉地もあります。温泉宿もあるので、宿泊にも最適です。移住相談も行っている上富良野町は、受け入れ態勢も整っています。旭川への通勤通学にも便利で、マイホームを建てるのにも適した町です。

新幹線開通！本州と繋がる北海道主要都市の函館市

北海道の主要都市である函館市は、市町村の魅力度ランキングで常に上位に入っています。小学校は市立が44校程度、私立が1校、中学校は市立が20校程度、私立が3校程度です。医療機関も30前後あり、もしものときにも安心といえます。鉄道は、JR北海道の函館本線、道南いさりび鉄道、JR貨物のほか、函館市電も走っています。また、隣の北斗市に、北海道新幹線の開通に伴い新函館北斗駅ができました。函館市からは、函館駅から函館本線で、リレー列車「はこだてライナー」などで繋がっています。
また、函館市は観光都市としても全国的に有名です。函館山展望台からの夜景や五稜郭をはじめ、数多くある坂など、その景色を楽しむスポットが多くあります。また、湯の川温泉をはじめとした施設には、各地で足湯も設けられているため魅力的です。函館市では、保育園に入所していない家庭を対象にした一時預かり事業を実施しています。保護者の疾病や冠婚葬祭などで一時的に保育が必要な際に利用できるもので、40を超える施設で受け入れが可能です。児童福祉に力を入れ、魅力度の高い函館市は、住みやすいエリアとしても魅力のあふれる都市といえます。

女満別空港を抱える網走郡大空町

網走郡大空町は、女満別空港があることで知られている自治体です。町立の小学校・中学校がともに2校程度あり、医療機関も個人医院・診療所も含めて近隣に13程度あります。鉄道は、北海道旅客鉄道（JR北海道）の石北本線が走っています。
観光地としては、黒澤明監督の映画「夢」のロケ地にもなったメルヘンの丘が有名です。季節ごとに描かれる美しい田園の光景は、ビュースポットとして人気を集めています。また、東藻琴芝桜公園も見逃せないスポットです。芝桜の見頃の季節には美しい光景が広がります。さらに、ゴーカートや丸太の遊具、釣り堀に加え、バンガローやキャンプ場も備えられているため、ファミリーでも楽しめる公園です。
大空町独自の子育てアプリ「そらベビ」は、子育て世代にうれしいサービスです。携帯やスマートフォンのアプリを使って、子どもの成長記録の管理や、大空町の情報、子育て施設・近隣の病院を探すことができます。雄大な風景と、家族で楽しめるレジャースポットもそろった大空町は、その暮らしやすさも魅力の1つです。

静かな住宅街で空港にも近い恵庭市

「恵庭市」は札幌の中心街から車で30分ほど南に行ったところにある街です。北海道の雄大な自然と機能的な都市部を混ぜ合わせたような地域で、住宅街は緑が豊富で景観が良く、閑静な街並みが印象的です。特に黄金地区は大型スーパーやドラッグストア、飲食店などが建ち並び、ショッピングモールもあるためファミリー世帯が多く住むエリアとなっています。地元農家・牧場の農畜産物直売店や道の駅では新鮮なトウモロコシや野菜、北海道ミルクたっぷりのソフトクリームを堪能できます。ほどよい都市の便利さと漁川河川緑地のような自然のオアシスをあわせ持つ恵庭市は、坂が少なく歩きやすいので高齢者でも住みやすいでしょう。また、JR恵庭駅には快速電車が止まり新千歳空港にも近いことから、札幌で働くサラリーマンや飛行機をよく使うビジネスパーソンには理想の立地環境といえます。

北広島市はマイホーム支援がある！

「北広島市」は札幌からJR千歳線を利用して約16分、新千歳空港にも近い北海道で人気エリアです。市内のあちこちに公園があり、散歩道で雄大な景色を見ながら散策できます。大型ショッピングモールやスーパー、銀行や郵便局など生活に必要な施設も充実しているため生活に困ることはないでしょう。有名なゴルフ場が多いのも特徴で、ゴルフ好きにはたまらないエリアです。
何より注目したいのは「子育て世代マイホーム購入サポート事業」があることです。市内に住宅を購入する方に助成金30万円～70万円を援助してくれる制度です。支援制度が適用される条件は「助成対象住宅に住所を定めた日が平成30年1月1日以降」「50歳未満の方で、この助成金の交付の決定を受けた日から3年以上その住宅に定住することが見込まれる」など複数あります。ぜひ積極的に活用していきましょう。

北海道の建築実例

建築実例1.　シンプルかつ個性派、こだわりの詰まった家

北海道の建築実例１テーマは『シンプル個性派』。すっきりとした切妻屋根に合わせて黒の外壁に薄いオレンジのラインの外観が特長、内観にもこだわった家が完成しました。

詳細情報：北海道の建築実例「シンプルかつ個性派、こだわりの詰まった家」

建築実例2.　ダイニングで夫婦の会話を楽しむおうち

北海道の建築実例２

外観はシンプルな雰囲気。内観は無垢材をふんだんに使用。北欧風の壁紙で暖かい雰囲気もありつつ、ダイニングキッチンの床タイルや壁タイルは「かっこいい」も演出したこだわりのスペース。

二世帯住宅のお母様のお部屋の入り口はまるで絵本に出てきそうな可愛らしいムクのドアです。

詳細情報：北海道の建築実例「ダイニングで夫婦の会話を楽しむおうち」

建築実例3.　遊び心やユーモアを忘れない　暮らしとデザインの融合

北海道の建築実例３

外観は白を基調としたタイルでシンプルでありながらも窓のデザインで奥行き感のある佇まい。内装は自然素材やこだわりのパーツ、趣味の部屋など一つ一つ丁寧に造り込みをしながら機能美も備え、自分達らしさを表現しました。

詳細情報：北海道の建築実例「遊び心やユーモアを忘れない　暮らしとデザインの融合」

北海道の住宅エリアは利便性の高さが人気の理由

北海道の大地は非常に広く、その面積は九州の2倍にも及びます。その中でも、中心都市である札幌市に人口が集中し、人口密集地域と過疎地域の差は年を経るごとに拡大しています。この差がなぜ拡大しているのかというと、一番の原因は「利便性の高さ」です。利便性と一口にいっても「生活に必要な施設は近くにあるか」「交通網は整備されているか」「商業施設は充実しているか」など項目は多岐にわたります。特に、北海道という地域の特性から「冬場の雪への対策」「東京、大阪など本州へのアクセスの良さ」などが住む際の大きなポイントとなります。子どもがいる若いファミリー層であれば「子どもの教育施設や遊べる場所は近くにあるか」「都市機能だけでなく自然と触れ合える場所はあるか」なども重要なポイントになってくるでしょう。
この点、「札幌市」や「恵庭市」「北広島市」は北海道の中でも若いファミリー層が住むときに重要なポイントをしっかり満たしているエリアです。札幌市であれば、通勤・通学がかなり楽になりますし、住むのに必要なものはほとんど駅の近くでそろいます。特に、北海道で生活するうえで「車を使わなくてもよい」という点はかなりのメリットになるでしょう。中心都市から離れた地域では車は必須です。少しの移動にもかなりの時間がかかるうえ、冬場となると道の雪かきやスタッドレスタイヤの装着をしなければまともに移動できないこともあります。こういった点も考慮して「一番住みやすい地域はどこか」をしっかりと検討してマイホームを購入しましょう。