鳥取県東伯郡湯梨浜町は、日本海や東郷湖など、風光明媚な景色が広がる美しい町です。海水浴や温泉を楽しめることから、観光地としても人気があります。しかし、移住や定住を検討している人にとっては、住みやすさや子育てのしやすさも気になるポイントでしょう。そこで、理想の家で子育てをしたいと考えている20代～30代前半の夫婦を対象に、鳥取県東伯郡湯梨浜町の特徴や住みやすさについて解説します。
トピックス一覧
人口が少なくのんびり暮らせる！鳥取県東伯郡湯梨浜町の概要
鳥取県の中央部に位置する鳥取県東伯郡湯梨浜町は、2004年に羽合町、泊村、東郷町の3つの町が合併して発足しました。総人口は約1万6,000人、世帯数は約6,000世帯です。総面積は77.94平方キロメートルで、町の南側は三朝町、西側は北栄町と倉吉市、東側は鳥取市に接しています。さらに、北側は日本海に面していることから、典型的な日本海気候です。夏は暑く冬は寒いので、マリンスポーツとウィンタースポーツの両方が楽しめます。ただし、豪雪地帯でもあるため、冬は交通手段が限られたり、日常生活に支障をきたしたりする可能性もあるでしょう。また、東郷湖湖畔には「はわい温泉」や「東郷温泉」を有し、温泉地としても有名です。二十世紀梨の産地としても知られており、湯梨浜町の梨は「東郷の梨」とも呼ばれ、ブランド化しています。
日本のハワイ？鳥取県東伯郡湯梨浜町の特色とは？
鳥取県東伯郡湯梨浜町は、日本海を臨む美しい景観や、合併前にあった羽合町にちなんで、日本のハワイと呼べるスポットを多く有しています。湯梨浜町の大きな特徴は、美しい海です。複数の海水浴場があるため、夏は海水浴やマリンスポーツを目的とした観光客で賑わいます。さらに、東郷湖の周辺には温泉が湧いており、温泉めぐりも楽しめます。特に有名なのは、東郷湖の西側に位置する「はわい温泉」と、南側に位置する「東郷温泉」です。風光明媚な温泉地でありながら、JR山陰本線や路線バスで行けるアクセスの良さから人気を集めています。足湯や温泉たまご作りも楽しめるため、家族でのレジャーや日帰り旅行のスポットとしてもぴったりです。
治安は良好！洪水による浸水対策を万全に
鳥取県東伯郡湯梨浜町では、窃盗犯による被害は報告されているものの、重犯罪は起こっていません。治安は良好な地域であると言えるでしょう。ただし、町内には天神川や橋津川、東郷池など複数の水源があり、大雨によって氾濫する可能性があります。地域によっては浸水するおそれがあるため、注意が必要です。土地選びや物件選びの際は、浸水の可能性がないか、あらかじめ調べておくと良いでしょう。洪水や土砂災害の警戒区域は、湯梨浜町ハザードマップから確認が可能です。湯梨浜町の公式ホームページでは、ハザードマップのほかにも、指定避難所や地域防災計画なども掲載されています。移住や定住を検討している人は、災害時に備えて防災対策に関する情報をチェックしておきましょう。
公共の交通網はあんまり？鳥取県東伯郡湯梨浜町の駅と主要路線
鳥取県東伯郡湯梨浜町での主な交通手段は、電車と路線バス、マイカーです。町内にはJR山陰本線が通っており、泊駅と松崎駅が主要駅としてよく利用されています。ただし、電車が少ないので、町内の移動には車が必須です。渋滞はあまりないので、車を持っていればスムーズに移動できるでしょう。町内には山陰自動車道の「泊東郷インターチェンジと」「はわいインターチェンジ」があり、町外へのアクセスも比較的容易です。
さらに、国道9号や国道179号も通っているため、岡山方面や広島方面にも出られます。ただし、冬場の湯梨浜町は積雪が激しく、天候によっては通行規制が行われる場合もあります。出かける前に、交通情報をチェックしておくと安全です。積雪や路面凍結に備えて、スタッドレスタイヤやチェーンなどの用意も欠かせません。
日常の買い物ならまったく問題なし！鳥取県東伯郡湯梨浜町の買い物事情
鳥取県東伯郡湯梨浜町は電車の本数や駅が少ないため、公共交通機関での移動手段は限られてしまいます。しかし、スーパーやコンビニ、ドラッグストア、飲食店などは十分にあり、マイカーさえあれば食料品や日用品の買い物には困りません。さらに、町内には2カ所の道の駅があり、地元の特産品が手に入ります。遠方に住む親戚や知り合いへ送るおみやげを探すなら、道の駅まで行ってみましょう。
県道29号号線沿いに位置する道の駅「燕趙園」は、中国庭園と同じ敷地内にあります。地元の特産品である梨や梅を使った製品を購入できるほか、レストランでは中国人シェフによる本格的な中華料理を味わえます。中国庭園で散策を楽しんだあとは、買い物や食事を楽しむのも良いでしょう。国道9号線沿いの道の駅「はわい」は、湯梨浜町の特産品直売所やレストラン、コンビニまで揃っています。ドライブや観光の合間に立ち寄れば、休憩がてら食事や買い物も楽しめます。さらに、風光明媚な景観を味わえるのも大きな特徴です。南には東郷湖と中国山地、北には日本海、西には大山と、湯梨浜町の豊かな自然を一望できます。
自然豊かな街で育てよう！鳥取県東伯郡湯梨浜町の子育て環境は？
移住を考えている家族にとって気になるのが、子育てしやすい環境かどうかです。特に共働き世帯の場合、保育施設の数も重要なポイントでしょう。鳥取県東伯郡湯梨浜町には保育園が1つ、こども園が7つあります。保育料は国の基準の4割～6割と安く、保育所を利用しやすいのが特徴です。また、子育て支援センターでは親子で遊びながら、子育てに関する悩みや疑問を保育士に相談できます。子育て支援センターは湯梨浜町在住で、保育園やこども園に入園していない子どもと養育者なら無料で利用が可能です。行事やイベントがない日なら、予約も必要ありません。たとえ保育園等に入園していなくても、家庭での保育が難しい場合は、一時保育や病児保育、病後児保育の利用も可能です。さらに、チャイルドシートの無料貸出や予防接種の助成制度など、保育施設以外の子育て支援も充実しています。
疲れた体を癒やして！鳥取県東伯郡湯梨浜町の観光スポット
鳥取県東伯郡湯梨浜町には、温泉や神社など、さまざまな観光スポットがあります。特に有名なのは、東郷湖の湖畔にある「はわい温泉」です。かつては浅津温泉とも呼ばれていました。湖上へ突き出た砂州に立ち並ぶ旅館街では、湖を臨む幻想的な風景を眺めながら温泉を楽しむことができます。旅館街には4カ所の足湯スポットがあるので、湖の周りを散策しつつ、休憩がてら足湯に浸かるというのも、はわい温泉ならではの楽しみ方です。
家族で音楽鑑賞やスポーツを楽しむなら「ハワイアロハホール」へ足を運んでみましょう。ハワイアロハホールでは、演劇や演奏会、映画上映会など、さまざまな催し物が行われます。ちびっこ広場やゲートボール場などの屋外施設も充実しており、思いきり体を動かしたいときにぴったりです。湯梨浜町に来たら一度は訪れたいのが「倭文神社」です。倭文神社は、子育てや安産にご利益がある神社として、鳥取県内はもちろん、県外からも多くの参拝者が訪れています。
鳥取県東伯群湯梨浜町の土地価格相場は？
鳥取県東伯群湯梨浜町で土地を買ったり、家を建てたりするのであれば、まずは土地価格相場をチェックしましょう。湯梨浜町の坪単価は平均6万165円です。ただし、同じ湯梨浜町内でも、JR山陰本線の主要駅に近いエリアは、価格が高くなる傾向があります。たとえば、最も坪単価の高い大字田後字中ノ掛は9万5,537円と、平均より2万円ほど高くなってしまいます。一方で、最も安い大字方地字下田の坪単価は1万9,173円です。土地や物件を探す際は、予算だけでなく交通の便や周辺の環境も考慮しましょう。
海が美しい街で注文住宅を建ててみては？
日本のハワイと呼ばれるほど美しい海を臨む鳥取県東伯群湯梨浜町は、豊かな自然に囲まれてのんびりと暮らしたい人にぴったりです。マイホームを建てるなら、自分の希望に合わせて家の形状や予算を決められる注文住宅が良いでしょう。
