三島店

方位磁針を持って 真北と磁北を確認しよう!

先日、自作の方位盤を使って
間取り作成をしたことをご紹介しました。

「新築住宅用の家相方位盤を自作しました!」
のブログ記事は コチラ

ただ、方位盤を元に
間取りをうまく作ったとしても、
現地での方位とズレがあっては
意味がありませんよね。

そこで、今回は、建設予定地である現場にて
作成した図面と方位磁針を使って、
実際に確認をしてきました!

真北と磁北
家相の方位はどちらを使う?

北には
真北(しんぽく)と磁北(じほく)
という考え方があります。

真北
地図の経線・子午線が示す北を指します。
通常、建築用の図面の方位は、
真北を元に作成されます。

磁北
方位磁針が指す北のことです。

 

真北と磁北は、現在の日本において、
7度前後ずれているそうです。

国土地理院「真北と磁北」ページは コチラ

 

家相・風水では、流派によって
「真北を基準とする」
「磁北を基準とする」
と意見が分かれます。

今回のお施主様は、
「磁北を基準として間取りを決めたい」
というご希望でした。
しかし、建築用の図面では、
真北の方位しか記載されません。

現地での真北と磁北の差は、
国土地理院の予測値では、7.56度。
間取りも真北と磁北が
7.56度ずれていることを想定して
作成されています。
現地では、予測値が合っているかどうかを
チェックしていきます。

 

 

 

現場で方位の確認をしよう!

現地では、まず真北を出します。

 

今回の土地は、擁壁と真北の向きが
運よく同じでしたので、擁壁と平行に
真北のライン(黄色の紐)を出せました。

この黄色の真北ラインと、図面の北が
平行になるように、図面を配置します。

 

 

 

続いて、方位磁針を使って
磁北(じほく)を計測します。

方位磁針は、微弱な磁力にも反応するので
計測する時は、
時計などの金属が近くにないようにする
といった注意が必要です。
また、傾いていてもズレてしまうので
平らに置くようにしましょう。

 

真北と磁北を出すことができたら、
図面に照らし合わせて確認するだけです。
分度器も細かく計測できるものを使いました。

 

建築図面上の北(真北)と方位磁針の北(真北)
のずれは、7.5度ちょっとで
予測値どおりでしたので、
無事に間取りが確定しました\(^o^)/

 

 

 

今回の件で家相について少し詳しくなれました。
いろいろな考え方があって面白いですね。
お客様のご要望はできる限り実現したい
と思っていますので、
お気軽にご相談ください

※風水、家相の専門家ではないので
そこはご了承ください^^;