山形新庄店

植田新総裁、4月に誕生

皆さん、こんにちは。

春らしい陽気の日が増えてきました。新庄市金沢公園(SLが展示されている公園)の桜は、少し先始めました。また、明日から4月になり、私の大好きな『八千代』が店開きするかと思うと、ワクワクします。

さて、本日は日銀総裁が黒田さんが、4月8日に任期満了となり、新総裁には植田和男さんが就任します。今後の動向が注目されています。

 

植田さんとは、どんな人かを知っていただきたい。植田さんは日銀初の学者出身の総裁になります。サプライズ人事とも言われている今回の人事ですが、この大ピンチの日本経済を救えるのか、世界中から注目が集まっています。

 

学者と言っても、植田さんは机上の論に終始するタイプではないく、85年から旧大蔵省の財政金融研究所の主任研究官を経験し、98年から日本銀行政策委員会審議委員を7年間務め、数学から経済学へ転じて世界一流の教育を受け、実務でも研鑽けんさんを積んだ稀有な人材だそうです。

 

知人によると、人あたりのよい人であるが、信念を曲げない強さもある人だそうです。2000年8月の金融政策決定会合の議事録を読むと、ゼロ金利政策を終了するか否かが検討された議論で、速水はやみ優まさる総裁(当時)が伝統的なプラス金利に戻す提案を行い、植田氏は中原伸之氏と反対票を投じています。

 

会合の終盤、全員一致での決定を目指した藤原作弥副総裁が「お考えを少し微修正していただけるなら非常にありがたい」と翻意を働きかけるも、植田氏は「是非賛成してくださいというだけでは変えられない」と突っぱねています。熟考して出した結論は、妥協せずに貫く。この姿勢から、植田氏が総裁として大事な資質を備えているのではないでしょうか。

 

過去10年の大規模な金融緩和で改善してきた経済をさらに底上げし、物価の持続的な上昇と経済成長の好循環を目指す。新体制で初めて行う定例の

 

金融政策決定会合は4月27、28日

 

 

です。植田氏は国際経済学が専門。金融緩和に積極的だった現職の黒田総裁に比べ、金融緩和による効果とともに悪影響にも配慮するとみられています。2月の衆参両院における所信聴取で、植田氏は金融緩和を継続する意向を示しつつ、「政策には効果と副作用が常にある。冷静に比較考慮し、適切な政策を実施していく」と語っています。

4月27日・28日の結果次第で、株価や物価、金利までも左右されます。植田さんが、大ピンチの日本経済を救え、ヒーローだと信じたい所です。

 

金利下がれ~