無垢床と床暖房は本当に相性が悪いの?
こんにちは(^ ^)
前回、無垢床のメリットとデメリットについて考えてきました。
前回記事:
その1 天然の木に触れて暮らす! 無垢床のメリットって?
その2 無垢床は本当にメンテナンスが大変なの?
今回は無垢床のデメリット「2.収縮・膨張する」について
考えてみたいと思います。
2.収縮・膨張する
木は呼吸する素材であるため
湿度や温度で収縮・膨張する特性があります。
これが行き過ぎると床材が反ったり割れたり、
変形してしまいます。
そして、新しいお家に床暖房を導入したいと
考えている方の中には、もしかすると
「無垢床と床暖房の組み合わせは難しい…」と
業者さんに言われた方もいらっしゃるかもしれません。
これは、床暖房の熱によって床材が乾燥・収縮し、
変形してしまう事が多いためなのです。
木が生育する環境下においては、
どんなに暑くても40~50℃以上になることはまずありません。
一方、一般的な温水式床暖房は、
70℃程度の温水をパイプに通して床を温めます。
「無垢床と床暖房の組み合わせが難しい」と
一般的に言われる理由は、
木が自然界で体感したことのない温度で温めることによって、
反り、割れなどの変形するリスクが急激に高まるから、
ということなのです。
では、設定温度を高くしなければよいのではないか?
とお思いの方もいらっしゃるのではないかと思います。
そうすると今度は「思ったより暖かく感じない」と
いうことになってきます。
一般的な床暖房は、
例えばリビングだけ、またはキッチンだけ、
もしくはそれらの組み合わせ、といったように
床の一部分に床暖房を施工するのが普通かと思います。
熱エネルギーは
高温の部分から低温の部分に移動する性質があります。
一部の床を床暖房で暖めていても、
床暖房の入っていない周辺に熱が逃げていき、
床表面まで熱が充分伝わりません。
結局、床表面が暖かく感じられるまで
設定温度を上げることになっていきます。
そうなると、床材と床暖房が接している部分は
高温になりますので、変形のリスクが高まります。
ですが、ユニバーサルホームの地熱床暖房は
無垢床材との組み合わせが可能です。
一番の理由としては、
地熱床暖房は高い温度で温めなくても充分暖かいことにあります。
地熱床暖房は、1階全室に床暖房が入ります。
これにより1階の床が均等に暖まるので、
熱が逃げずに効率よく室内を温められるのです。
※間取りは一例です。
ちなみに地熱床暖房の温水の設定温度は
最高でも50℃までとなっています。
効率がよくなることで、高い温度でなくても快適になり、
結果、床材の変形のリスクを軽減することができるのです。
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いかがでしたか?
前回にも書きましたが、
このデメリットは自然素材ならではの特性でもあります。
魅力的な部分と表裏一体にある「デメリット」と言われる部分も、
その特性をより深く知ることで、
おそれることなく取り入れられるのではないでしょうか。
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