水に浮く外壁材!? ALCの構造のすごさを教えます!
様々な外壁材の中で、性能面では最高クラスだと言われているALC外壁材。
コンクリートでできている上、木造用でも3.5センチ以上の厚みを持つドッシリとした印象の製品ですが、実は水に浮くほど軽いというのはご存知でしたか?
水に浮くという何となく「軽そう」「脆そう」とあまり良い印象を持てないかもしれませんが、本当はその逆。
実はこれがALCの性能を裏付けている秘密なのです。
今回の記事ではその理由を解説して参ります。
特殊な内部構造
ALCがコンクリート製であり、確かな厚みを持っているにも関わらず水に浮く理由は、その特殊な内部構造にあります。
ALCは小さな空気の泡を無数に含む構造を取っています。
内部は無数の小さな孔で構成されており、そのおかげで総重量は通常のコンクリートのわずか1/4程度。
同様に外壁材として用いられるサイディング材(14mm)と木造用のALC(37mm)を比較しても、重量はほとんど変わらりません。
厚みに対し内部の空気の割合が多く軽量な素材であることから、外壁材でありながら水に浮くという結果を生み出せるのがこのALCです。
空気の力を利用し高性能を実現
では何故この構造が外壁材として優れた性能に繋がるのでしょうか?
まずALCのように無数の孔を内包する製品のことを「多孔質」と呼び、物体の構造として非常に衝撃に強くなるものとして知られています。
元々強力な耐久力と持続性を持つコンクリート素材が衝撃に強い構造を持つことで、家を守る比類なき壁としての性能を獲得しています。
参考記事
あらゆる災害から家を守る圧倒的耐久性 比類なき壁ALCの魅力
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さらに内部に含まれた空気は、外壁内に空気の層を形成します。
純粋な空気は熱や音を通しにくく分散する効果を持っているため、ALC外壁材はこの構造によって強い断熱性・遮音性を持つのです。
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さらにコンクリート自体は熱にも火にも強い素材ですので、外壁を通して中に熱が伝わることがなければ、近隣住宅などが火災に見舞われた際にも、外から火を貰ったりすることはありません。
こういった側面から、ALC外壁材は他の外壁材では決して持つことのできない強力な耐火性を持つこともできています。
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特殊な素材などを使わず、その構造で素材の特徴を最大限に活かし、性能を底上げしているのがALCという製品なのです。
身近なものと関連付けて覚える
無数の空気の泡を含んでおり、衝撃・熱・音に強く確かな耐久力を持ち、その上軽量で水に浮く。
皆様はこういった特性を持つ身近なものに、1つ心当たりがあると思います。
そう、それは発泡スチロールです。
実はALCコンクリートの性能は発泡スチロールにかなり近しいもの。日常生活での発泡スチロールの有用性を思い浮かべてみてもらえれば、ALCの性能のイメージも湧きやすいはずです。
ALCと同じく気泡を含むコンクリートは総称して「発泡(気泡)コンクリート」とも呼ばれるなど、名称的にも似通ったところがあり、素材がコンクリートの発泡スチロールだという想像で理解してもらっても大丈夫です。
厳密には全く同じというわけではありませんが、持っている長所を記憶するだけなら十分な比較対象です。
身近なものと紐付けてALCの長所を記憶し、住宅購入の際の外壁材の検討材料にお使い下さい。
まとめ
ALC外壁材の「水に浮く構造」についてまとめて参りました。
ALCはその構造から軽量かつ非常に高性能な外壁材です。これらの長所を総合して、世界三大コンクリートの1つに名を連ねたこともあるほどです。
マイホーム建築の際には、是非ALC外壁材を候補に挙げて考えてみてください。
ユニバーサルホームではこのALC外壁材を標準で採用。全国展開しているメーカーでは2社しかない内の1社となっています。
愛知県知多半島では半田店が営業中。モデルハウスで実際のALCの住宅を体験しながら詳しい話を聞くことが可能です。
見学の前には来場予約が便利です。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。