完全密閉構造のSRC基礎…配管はどうする? メンテナンスは?
確かな耐久性、耐震性、快適性で従来基礎を上回る次世代の基礎として注目を集めているSRC基礎。
完全密閉構造という独自の方法論を取ることで頑強な基礎を作り上げることが可能なのですが、それに伴った疑問点も湧いてくると思います。
その内の1つとして非常に多いのが「配管はどうなってしまうのか」というもの。
床下の空洞とは通気を取るためだけでなく、水道管やガス管といったライフラインのメンテナンスをするために設けられている場所でもあります。
通気口は今の住宅には不要です!完全密閉構造「SRC基礎」で時代に適合した家作りを!
そこを密閉してしまうと、何か問題が起きた時に対応ができなくなってしまうのでは…と不安感を抱くのが自然な部分です。
SRC基礎は、もちろんこの部分もクリアした構造となっています。この記事ではその部分をご説明します!
二重配管で後から本パイプのみを確認可能
SRC基礎の配管は二重構造です。
基礎着工前にあらかじめ配管の場所をしっかり確定しておき、その部分に外側になるパイプを設置します。そのまま密閉するため、この外側パイプはコンクリートに直に触れて固まり、基礎と一体化することになります。
その外側パイプの中にライフラインの本パイプを通すことで、チェック及び補修が可能な状態を生み出しているのです。
何か問題があれば本パイプだけを引き抜いて状態を確認したり、新しいものに差し替えることが可能な構造になっています。
この画像のピンクと青の目立つ色で挿入されているのが外側パイプ。その中を通っていると乳白色のパイプが本パイプです。
給水、給湯などに間違ったパイプを通さないように、用途に応じて外側パイプのカラーリングを変更するなどの細かい対応も行っています。施工トラブルも発生し辛く、安心ですね。
パイプが劣化し辛い環境に
この二重配管にはメリットもあります。
従来基礎ですと、ライフラインのパイプは床下に剥き出しの状態なことも多く、外気の温度湿度の変化やその他の外的要因によるダメージを直接受けてしまいます。
SRC基礎の密閉構造では、本パイプもこういった劣化要因に非常に晒され辛い環境で置かれるので、単純にパイプに問題が起こる可能性を下げられます。長期間に渡って安定した状態で使用することができるのです。
配管についてもメンテナンス性もばっちりで、ここについても実は従来基礎よりも構造面での強さを発揮できる。
SRC基礎は、耐久性について正に理想的な構造であると言えるでしょう。
まとめ
二重配管にするというのは、言葉にすれば簡単そうな内容の対応ですが、事前に間取りに合わせて配管を通す位置を吟味したり、狂いや問題がないような準備が必要です。
施行についても細心の注意を持って執り行われます。単純な対応に見えて、その裏には数々の技術や理論の積み重ねが存在して実現できている、ということはお伝えしておきたいですね。
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新築マメ知識