奥様のイライラの原因?「名前のない家事」ってなに?
皆様は「家事と言えば?」と聞かれたら何と答えますか?
料理?洗濯?掃除?買い物?アイロンがけ?ゴミ捨て?洗い物?子供のお世話?etc…
色々なものが挙がってくると思います。どれが1番大変かなんて決められないくらい、日々の生活の負担となってくるものばかりです。
共働きの家庭が増えた現代では、家事をどうこなすかが大きな課題。夫婦で分担するのが当たり前…と言いつつも、まだまだ奥様がこなすことが多いというのが現状ではないでしょうか。
「自分では手伝っているつもりだけど、何故か妻はいつもイライラしている…どうしたらいいか分からない…」そんな悩みを抱えている旦那様も大勢いることと思います。
それに関連して今話題となっている「名前のない家事」という言葉をご存知でしょうか?知らないという方は、この「名前のない家事」の正体を知ることで、奥様のイライラを解消できるかもしれません!
日々の家事に潜む小さな落とし穴たち。生活を圧迫するこの集合体の実態を、この記事で解説します!
家事と「みなされていない」家事
「名前のない家事」とは、読んで字のごとく名前を与えられていない小さな家事のことを指します。ピンと来ないという方は、まずご自宅の中をイメージしてみてください。
例えば…いつもの食卓。
テーブルに置いてある醤油さし。
そこに醤油を補充しているのは誰ですか?
例えば…綺麗なトイレ。
空になったことがないトイレットペーパー。
そのペーパーをチェックしているのは誰ですか?
例えば…毎週のゴミ捨て。
ゴミ捨て場に持って行くゴミ袋。
そこにゴミを詰めて袋を縛っているのは誰ですか?
例えば…と、挙げ出せばキリがないのがお分かりでしょうか!?
これらの当たり前に存在している細やかなこと。家族の誰もが、誰かがやってくれていることに気付いていないものを総称して「名前のない家事」と呼ぶのが一般的になりました。
誰からも褒められず、認められない小さなことの集合体。これらについても、家族がちゃんと家事として認識し、感謝することが、本当の意味での奥様の負担の低減につながるのです。
物理的負担よりも大きな心の負担
こういった話を見て「いやいや…そんなどうでもいい小さなこと。1分もかからないような簡単なことでしょ?いちいち気にするべき?」と言いたい人達もたくさんいるのかもしれません。
しかしながら、その1分が30個積み重なると30分になってしまいます。しかもその30分はまとめてやってくるわけではありません。主な家事の中に少しずつ挟み込まれて、知らず知らずのうちに負担となっていることが多いのです。
そして「名前のない家事」はそういった特性から、常に「覚えておかなければならないこと」になってしまうというのが非常に大きな問題点です。
つまりそれは、実際の労働負担に比べて頭の中で気にしている時間が長いということ。大したことではないはずなのに、それらが集まることで大きな心の負担を生み出してしまう。毎日募るイライラの大きな原因になっていることも少なくありません。
「風呂掃除やゴミ捨ては毎日している。たまに掃除をしたり料理をしたりもしているのに、急に”分かってない!”と怒られてしまう……」
もしこういうことが起きているのなら、それはこういった「名前のない家事」のことを全く気にしてあげられていないからかもしれません。
小さなことほど大きなわだかまりを生みやすいもの。是非こういったところに目を向けてあげてみてください。
まとめ
「名前のない家事」とは、とても小さなことに見えて、実は奥様の最も大きな精神的負担に繋がっている家事たち。
アンケートを取って円グラフにすると「その他」が1番多い!なんてことありますよね。「名前のない家事」はそれに相当するものです。
家族が増えれば増えるほどこれらの負担は増大します。ご家庭によっては、実はどんな家事よりも時間をかけて奥様が片付けている大変なことなのかもしれません。
家事分担の話をする際に、この「名前のない家事」というものをしっかり認識できているかどうか。ご夫婦でしっかり話し合って、理想的な生活スタイルを整えてみてくださいね。
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