洗面収納は必要?どう作る?検討すべき3つのポイント
新築する際に意外と忘れがちなのが洗面所へのこだわり。
大きさが一般的なサイズである2帖程度から変わらないことが多いため、間取り思案中に見過ごされることが多い場所と言えます。
洗面所までの動線などは気にする方が多いのですが、洗面所の中身に気を配る方は、実はあまり多くありません。
しかし、洗面所は少しのこだわりでグッと生活が楽になるポイントが詰まっているスペースでもあります。中でも、収納の有無は大きく日々の生活に関わるポイントです。
今回の記事では「洗面所の収納」について、採用すべきか否か、またその方法を3つのポイントに分けて紹介、解説して行きたいと思います。
1.洗面台にも最低限の物は収納できる
洗面所の収納というと、まず最初に挙げられるのが洗面台です。
一戸建ての洗面台は、一般的なサイズで比較しますとアパートの物よりも幅15cm~30cmほど広く、その分収納力もかなり向上しています。
標準のものに若干不満があれば洗面台をクオリティアップすることで、より収納しやすく、より使いやすい周辺環境を整えることも可能です。通常の収納よりも、システマチックなものを採用することができるのが強みです。
これだけで完結させることができるご家庭であれば、無理に洗面収納を造り付けで用意する必要はないかと思われます。その分、洗面所を自由に使える範囲も広がり、臨機応変な対応が可能です。
2.家族(特に女性)が多い場合は要検討
ここで1つ質問です。
洗面所でやることというと、皆様は何を思い浮かべますでしょうか?
具体的に例を出しますと
- 洗濯
- 着替え
- 洗顔など朝の身支度
- お化粧・ヒゲ剃り・髪のセット
- 帰宅時の手洗い・うがい
- お風呂に入る準備(脱衣)
- 寝る前の歯磨き
ちょっと考えてみるだけでもこんなに出てきます。実際はもっともっとたくさんのことを洗面所でこなしている家庭も少なくないでしょう。
そう、実は日々の生活で洗面所を使うことって意外と多いのです。
その分、それぞれの準備や家事に必要な物を揃えておく必要が出てきます。それらが洗面所に直接収納できるようになっていた方が、当然ながら毎日の生活は楽になりますよね。
物を取に行くなど、余計な往復移動も「名前のない家事」にくくられる日々の負担の1つ。少しずつが積み重ねとなり、生活を圧迫することにも繋がりかねません。
人数が多いご家庭、特に女性が多い場合は、身だしなみ関係でより多くの物を置く必要があると思います。そういうご家族の場合、特に洗面収納の導入から受けられる恩恵は大きいです。
これらのものを全て洗面所で完結させるには、洗面台の収納力だけではとても足りません。別に収納棚などが必要です。
後から購入した収納アイテムを置くことももちろん可能ですが、収納力に難が残る他、住宅との馴染みはあまり良くないものになってしまうので、新築の際に合わせて造り付けの収納棚などを検討しておくことをオススメ致します。
3.階段下などが利用できないかよく確認する
洗面所は元々そう広くないスペースなのに、そこから収納に大きく場所を取ってしまうと、逆に不便ではないだろうか…?
そう思われる方も実際にいらっしゃいます。
そういう方々は、諦めてしまう前に必ず間取りの洗面所周辺をチェックしてみてください。
洗面所はなどの水回りは日当たりのさほど良くない目立たないエリアに作るのが一般的です。
これらは階段下や通路付近など、デッドスペースと隣り合った場所に配置されていることも多く、その部分を拡張することで収納スペースとして利用できる可能性があるのです。
頭が当たってしまうどころか、大人の腰の辺りまでしか無いような隙間しか空いていなかったりもしますが、収納として使うにはそれでも十分。
高さや幅は取りづらい分、奥行を深めに取れたりと使い方は無限大。利用できそうな隙間を見つけたら、是非プランナーさんに話をしてみてください。
こういうアイデア次第で空間を狭めず収納力をアップさせられるのも、完全新築注文住宅ならではのメリットと言えるでしょう!
まとめ
洗面所の収納は話題に上がりづらい部分でありながらも、住宅メーカーとして特にオススメしておきたい収納の1つです。
スペースの都合もあり、簡単に採用ができない部分ではあると思いますが、一緒に暮らしている全てのご家族の負担を軽減する可能性が高いものです。
「人数×時間」で負担の軽減度を考えると、他の場所よりも優先的に採用を検討して良いくらいかもしれません。
生活のスタイルやご家族の性格や活動などを考慮に入れることでその重要度を測ることができます。是非ご家庭ごとにそれを考えた後、採用を検討してみてくださいね。
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