緊急時に備えた間取り動線とは?-いざという時の「安全」を考える家づくり
私たちの家は、日々の暮らしの場であると同時に、
万が一の災害から家族を守る砦でもあります。
特に、地震や火災などの緊急事態が発生した際、
私たちの行動を左右するのが、日頃意識することの
少ない「間取り」と「動線」です。
いざという時に、家族が安全に行動できる家とは、
どのような間取りと動線が備わっているのでしょうか。
1. 複数の避難経路を確保する
地震や火災では、玄関からの避難が困難になる
可能性があります。リビングや寝室など、
どの部屋からでも安全に屋外へ出られるような
複数の避難経路を確保しておくことが重要です。
窓からの脱出も想定し、窓の外に足場となるような
障害物を置かない、脱出経路を塞がないといった
配慮も大切です。
2. 「安全な場所」を確保する
地震発生時、倒壊した家具や落下物から
身を守るための「安全な場所」をあらかじめ
決めておくことが大切です。その場所が、
家具の少ないリビングや廊下である場合、
その場所にたどり着くまでの動線を
確保しておく必要があります。具体的には、
寝室からリビングまでの通路に倒れやすい
家具を置かない、避難の邪魔になるような物を
床に置かないといった工夫が挙げられます。
3. 動線を妨げない「収納」計画
災害時に一番の障害となるのが、室内に散乱した
物や倒壊した家具です。普段から動線を意識した
収納計画を立てることが、緊急時の安全を
確保する上で非常に重要です。
- 避難経路となる通路には物を置かない:
廊下や階段は、緊急時の避難経路になります。
物を置かない、または背の低い家具を選ぶなどして、
スムーズに移動できるようにしておきましょう。 - 家具の配置を工夫する:
背の高い家具は、転倒防止策を講じることはもちろん、
通路やドアの前に置かないように配置します。 - 防災グッズを「動線」上に配置する:
懐中電灯やスリッパ、ヘルメットなど、
避難時にすぐに必要なものを、寝室の
枕元や玄関の近くなど、避難動線上の
取り出しやすい場所に配置しておきましょう。
緊急時に備えた間取り動線は、特別なものではなく、
日々の暮らしの安全と快適さを追求した
結果生まれるものです。家づくりの段階から、
家族の「安全」を第一に考えた間取りと
動線を意識することで、いざという時の
リスクを大きく減らすことができます。
もしもの時のために間取りや動線に拘りたい方は自由設計の
ユニバーサルホーム出水店にご相談ください!