床下浸水しない家を建てよう! 基礎の構造を工夫して大雨対策を!
今年も6月になり、梅雨の季節に入ってきましたね。
今後数ヶ月は、断続的な大雨や急なゲリラ豪雨に注意を払わなければならない期間です。
しかし周辺地域が水没してしまうほどの大雨が降ってしまうと、どう対策していても完全に被害を免れることはできません。一戸建て住宅だと、浸水も余儀なくされてしまうこともあるでしょう。
そんな時、住宅への被害を最小限に食い止められる方法として「床下浸水しない家」を建てておくというものがあります。
床下浸水とは通気口などから水が浸入し、住宅の基礎部分に甚大なダメージを与えてしまう状況のことですが、これを完全に防げる…というだけでも大雨時の安心感は違ってきます。
今回は住宅の基礎の構造を刷新することでその「床下浸水しない家」を実現しているSRC基礎についてお話致します。
完全密閉構造で「床下が存在しない」基礎
SRC基礎は従来の日本家屋に使われてきた布基礎やベタ基礎と呼ばれる基礎と違い、床下部分を砂利で完全に密閉する構造を採用している基礎です。
床下部分に砂利を敷き詰め、コンクリートで蓋をする形になっており、通気口などが外部に一切空いていません。
このため、大雨が降った場合でも基礎部分に水が入り込む余地がなく、これを採用することで床下浸水がありえない住宅を実現することが可能です。そもそも、床下という概念が存在しない住宅になるからです。
修繕額100万円以上!?本当は恐ろしい床下浸水の現実
「でも床上浸水はするんでしょ?」
という疑問を抱く方も多いと思われます。しかしとても状況が悪く床上浸水してしまった場合でも、SRC基礎の効果は失われません。
確かにSRC基礎は、基礎の構造によって浸水を予防するものですから、床より上に入り込んでくる水を止めることはできません。しかし、そういった場合は周辺の全ての家が同様の被害を受けていると考えられます。
そしてそうなると、他の住宅は床上も床下も処理をしなければその家に住むことができませんが、SRC基礎を採用した住宅であれば床上の処理だけ行えばOK。日常生活への復帰も格段に早く可能です。
浸水というと、家の中に水が入り込んでしまうイメージが強いと思います。ですが、実は処理が大変なのは圧倒的に床下浸水の方なのです。
大切なマイホームの床に穴を水を抜くことになりますし、汚泥に染まった水が床下に入り込んでしまうため、消毒もしっかりしなければなりません。基礎部が老朽化していると、その家の耐久性が担保できなくなり、いきなり住む場所を失うということにもなりかねません。
処理が難航すると、終わるまでの期間は仮住まいに住み替えなければなりませんし、処理費用だけで100万円以上かかってしまうこともあるなど、物理的にも精神的にも負担が大きいのが床下浸水です。
床上浸水レベルの豪雨に直面する機会は少ないことを考えても、床下浸水を完全に防ぐことができるSRC基礎によって得られる安心感は、確実なものであると言えるでしょう。
まとめ
完全密閉構造により「床下浸水がありえない家」を実現するSRC基礎をご紹介しました。いかがだったでしょうか。
SRC基礎は災害対策だけでなく、経年劣化し辛いことによる耐久性の高さや、床の温度を一定に保つ快適性の高さも併せ持つ、次世代の万能基礎です。
その他の情報については下記の記事をご覧下さいませ。
通気口は今の住宅には不要です!完全密閉構造「SRC基礎」で時代に適合した家作りを!
住宅の耐震性などは皆様気にされるものの、日本では同様に発生率が高い豪雨対策の方は意外と見過ごされがちでもあります。その中で、特に住宅建築後からでは対策が難しいのが浸水被害です。
マイホームを検討される場合は、災害で損をする機会が1つでも少ない選択をしたいと多くの方が思われているはずです。SRC基礎は、そんな願いを叶える力になってくれるでしょう。
ユニバーサルホームでは、このSRC基礎を「地熱床システム」という名称で展開中。基礎の長所から弱点まで、様々なお話を直接お聞かせすることが可能です。
安心で快適な家をお求めの方々は、是非ユニバーサルホーム半田店に足をお運びください。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
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