寒い家は寿命を縮める…対策を怠ると命の危険も…!
年の瀬に差し掛かり、凍えるような寒さの日も増えて参りました。
冬の暖房は夏場と比較して必要な光熱費も高く、どこまで我慢していつから暖房を使うべきかに悩まれる方も多いと思います。
しかし最近の研究で、寒さを我慢し続けることは寿命を縮める可能性があることが分かってきているのです。
今回の記事ではその内容について詳しく解説します。
冬場の最低許容温度は18度
世界基準では、冬場の室内気温について18度以上が強く推奨されています。
これは「そうするのが望ましい」気温ではなく、「最低でも保つべき」という数字です。健康な生活を送るためには、18度以上が絶対に必要と言われているのです。
実際に「推奨温度」とされるのは21度以上。18度は「許容温度」という言葉で表現されます。さらに子供や高齢者がいるご家庭では、より高い気温が望まれています。
しかし現存する日本の住宅の断熱性能では暖房器具を使わずに18度以上を保つのは難しく、過半数の方々が健康に悪影響が出る環境下で生活しているのが現実です。
16度を下回ると命の危険も
では18度を下回るとどのような問題が出るのでしょうか?イギリスが長年行っている「住宅の健康安全性評価システム(HHSRS)」の調査結果を参考に見て行きましょう。
まず16度を下回ると呼吸器系疾患のリスクが高まるとされています。
そして12度を下回ると血圧の上昇や心臓に関わる血管などに悪影響が見られます。冬場の高齢者の主な死亡原因の1つであるヒートショック事故などのリスクが高まります。
5度を下回ると低体温症のリスクが発生。
特に高齢者にとっては大きな命の危険と隣り合わせになる気温です。
気温が少しずつ下がるにつれて、生活やその後の人生に大きく関わる病気や事故に遭う可能性がどんどん高くなっていってしまうのです。
温かい家は脳を若返らせる
さらに近年の研究では、冬場に1度温かい家に住むことで、脳神経が2歳若くなることが判明しています。
これは主に中高年以上の方に当てはまるデータで、男女問わず40~80代の方々が室温の5度違う部屋で過ごした場合、室温が高い部屋の方が脳年齢が10歳若く保てるとのこと。
より長期に渡って明瞭な思考ができるのはもちろんのこと、認知症発症のリスクも低減されることが期待されます。
年齢問わず寒い部屋が思考を鈍らせる可能性は高く、よりクリアな思考で生活がしたいのであれば、室温を整えることは非常に重要であることが分かると思います。
室内温度を快適に整えることは、心身共に健康を維持することに繋がるのです。
参考:https://president.jp/articles/-/30551
まとめ
冬場の最低室温は18度(推奨は21度以上)
日本の住宅の大半は暖房器具の利用が必須。
16度を下回ると呼吸器系疾患リスクが上昇。
12度を下回ると心臓血管疾患リスクが上昇。
室温が1度高い部屋では脳年齢が2歳若くなる。
冬の寒さを対策することが人生単位で重要なことであることが分かります。
しかしながら日々の光熱費もまた、現在の生活に大きく関わる部分であり、決して軽視できない問題です。
引越しや住宅の購入を考える際は、そういった断熱性能や暖房器具の利用を前提としたマイホーム選びをすることが大事だと言えるでしょう。
ユニバーサルホームは比類なき壁ALCと高性能断熱材による二重断熱によって、最高クラスの断熱性能を実現。
また冬場の屋内の気温差をほとんどないものにする一階全室床暖房を標準で採用。メーカー選びの決め手として「とても温かいと感じたから」というものが上位にランクインするメーカーです。
冬場はモデルハウスにてその性能を実感するチャンス。愛知県の知多半島では半田店が営業中。
これから住宅を検討する際は、是非候補としてお考え下さいませ。皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。