実質金利0%以下!!住宅ローン減税を使って賢く節約しよう!
住宅ローンを組む際に、庶民の強い味方となるのが住宅ローン減税です。
一定の条件で住宅ローンを借りている人に対し、借入金額の1%を所得税や住民税から減税するという制度。新築住宅を購入する場合はほとんどの方が住宅ローンを組むと思われますので、絶対にチェックしておきたいところです。
今回の記事ではこの住宅ローン減税を受けるのに必要な条件や使い方のコツなどを紹介。是非参考にしてみてください。
住宅ローン減税を受ける条件
住宅ローン減税を受けたい場合、満たさなければならない条件は以下の通りです。
①新築または取得日から6ヶ月以内に入居していること。
②借入主の合計所得金額が3000万円以下であること。
③ローンの返済期間が10年以上であること。
④登記簿上の床面積が50平米以上であること。
⑤床面積の1/2以上が居住用であること。
決して難しくない条件ばかりですが、一通りチェックして行きましょう。
①はよほど問題ないと思いますが、建築中に引越しを行えなくなるやむを得ない事情が発生してしまった時などには注意が必要です。
②は全ての所得の合計金額で決定します。副業をされている方などで合計額に不安がある方は、しっかりと算出する準備をお忘れなく。
③はローンの借入年数です。住宅ローンは35年で借り入れるのが基本ですので、減税を受けるためにも極端に短い借入はオススメできません。
④は狭小地における平屋の建築を検討している場合などではしっかり確認しておいた方が良いでしょう。
⑤は一般住居を建築する場合は関係ありません。逆に店舗兼住宅を建てる予定がある方などは、しっかり覚えておきましょう。
その年の借入の残額が重要
住宅ローン減税は毎年最大40万円までの減税を受けることができ、最長10年間まで享受することが可能です。つまり、10年間で最大400万円もの節約に繋がる可能性があるのです。簡単な条件を満たすだけでこれだけのバックがあるのは大きいですね。
肝心の減税金額はローンの借入残高の1%となっており、例えば借入3000万円の場合は、その1%である30万円が減税の対象額となります。4000万円以上を借り入れている場合には、最大枠の40万円が満額減税されるということです。
この1%という数字は、現在の住宅ローン変動金利が1%を切っていることを考えると破格と言え、実質金利が0%になるどころか住宅ローンを組んだ方が得という状態が10年間続くかもしれません。
たくさん借り入れるほどたくさんのキャッシュバックが受け取れる仕組みです。これだけ大きな恩恵を受けることができるのであれば、住宅ローン減税を考慮に入れた住宅購入も十分視野に入れて行って良いと言えますね。
勘違いしやすいポイント
この項では住宅ローン減税の勘違いしやすいポイントを2点紹介します。
所得税/住民税の合計額が上限に
住宅ローン減税はあくまで減税であり、現金の支給ではありません。そのため、本来支払うはずだった所得税と住民税の合計額がその借主の受けられる最大額になってしまいます。
所得税に限界はありませんが、住民税には最大約13万5000円が控除の上限として設定されているのにも注意が必要です。
仮に4000万の借入があったとしても、収めている所得税が10万円だった場合、住民税との合計である23万5000円が減税上限となってしまい、満額の40万円を受け取ることはできません。
優先して控除されるのは所得税なため、減税上限-13万5000円以上の所得税を納めていれば、上限満額を受け取れます。自身がどれだけの所得税を納めているかはチェックしておくと良いでしょう。
毎年の借入残高から算出
減税の上限額は借入した最初の金額ではなく、その年に残っている残高から算出されます。
最初に4000万円を借り入れていても、残りが3500万円になっている年では35万円が減税の上限になります。これは毎年確認が行われ、最新の状態に更新されます。
受けられる減税額は、毎年少しずつ小さくなってしまうのです。これは4000万円以下の借入の場合、計算ミスが発生してしまいやすいポイントです。
これに伴って、特に気を付けなければならないのが繰上返済のタイミング。最初の10年間で繰上返済を行うと、住宅ローン減税の上限額が下がってしまうことになるのです。
なるべく多くの減税を受け取って行きたいのなら、繰上返済は10年間の住宅ローン減税を受け取り切ってからが絶対にオススメです。
貯金が増えると使う前にローンの返済を…と考えてしまうものですが、最も得をする選択をするためにも、最初の10年間はグッと堪えて貯め続ける生活を徹底して行きましょう。
まとめ
住宅ローン減税についてまとめて参りました。
この住宅ローン減税ですが、実は消費税10%に増税後には13年間に拡充されることが決定しています。
追加される3年間は、最初の10年間と条件が異なっていますので、そちらについても別の記事で解説いたします。
住宅ローンのお話は、住宅選びと並行してハウスメーカーでやり取りするのがミスが発生しづらくオススメです。
ユニバーサルホーム半田店では住宅ローンの話も0から承ることが可能です。快適なモデルハウスで是非、ゆっくりお話をさせてください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。
新築マメ知識