住宅ローンの金融機関選びで確認すべき3つのポイント
ここ半年で住宅ローンの金利は上がり傾向。
金利が0.1%上がることで総額50万円以上のアップが発生するなど、消費税増税以上に大きな負担となる可能性が高いのが住宅ローンです。
金利による金額上昇についてはこちらの記事をご覧下さい。
→難しい住宅ローンの金利…実は0.1%の差で○○万円も支払い額が変わります…!
住宅ローンを借りようと思っても、一体どこを選べば良いのか分からない…という方が大半だと思います。もちろん、ハウスメーカーが斡旋する金融機関と取引するという方法が手堅いですが、自分で条件を見比べてみたいと思う方も多いはず。
そんな方々のために、この記事では金利以外で注目しておいておいた方が良いところをご紹介。金融機関選定の参考にお使いください。
団体信用生命保険の条件
住宅ローンを組むには、団体信用生命保険(通称:団信)への加入が義務付けられていることがほとんどです。
この団信は「住宅ローン返済中に何らかの原因で主たる債務者が死亡した場合に、残りの住宅ローンが全額返済される」という内容の生命保険です。主に35年という長いスパンで組むことが多い住宅ローンでは、こういった不測の事態への対応も重要となります。
この団信ですが、多くの金融機関で金利上乗せなどを条件にグレードアップすることが可能です。
例えば「がん団信」と呼ばれる、ステージ問わず癌の診断を受けた時点で住宅ローンが全額完済されるというものがあります。
こちらの「がん団信」は非常に借り入れ希望者の関心が高いということもあり、通常0.1%程度の金利上乗せを条件に付保するところを、無料付保としてサービスしている金融機関も増えてきています。
「がん団信」に魅力を感じる人にとっては、無料付保=0.1%金利が安いと置き換えることもできるため、金額ベースで大きな違いとなってくることも。
団信にはこれ以外にも様々な種類が設けられており、金融機関によって内容に差があることもあります。
こういった団信の待遇や条件を確認し、金利と合わせて比較することで、より自分に合った住宅ローンを借りることができるのです。
手数料や保証料の金額
住宅ローンを組むには、金融機関ごとに定められた事務手数料や、住宅ローンが返済不可能になってしまった際に補てんを行う保証会社への保証料を、借り入れ時に現金で支払わなければなりません。
これらが実は100万円以上かかることもあり(※借り入れ金額によって増減)、住宅建築にあたって大きな負担となることは間違いありません。
これらの諸経費は金融機関ごとに定められた規定の金額となるため、場合によっては同じ金額の借り入れで数十万円安く済むということも考えられます。
例えば諸経費が50万円~60万円安い金融機関であれば、金利が約0.1%安いのと総額ベースでは変わらないため、それを加味した上で団信の条件が良い方に決める、という決め方をしても良いでしょう。
住宅ローン借り入れの際には、これら諸経費がどの程度発生しているかもしっかり確認した上で、損のない金融機関選びを行うことが重要です。
最低金利での借り入れの条件
住宅ローンは必ずしも提示されている最低金利で借りられるわけではありません。多くの金融機関では、複数の条件をクリアすることで初めて最低金利での借り入れが可能になります。
それは「給与振込を当該金融機関の口座に移し替える」「公共料金の支払いを同じく移し替える」など簡単な条件であることがほとんどですが、「頭金を総額の1割用意する」「定期預金を数百万組む」など家庭環境によって実現が難しい条件が設定された金利優遇措置もあります。
勤続年数や会社の規模を参考にすることもあります。
これらを確認した上で、理想的な条件での借り入れが可能な金融機関を選択していく必要もあるでしょう。
まとめ
住宅ローンで気にしておくべき金利以外のポイントについて解説して参りました。いかがだったでしょうか。
ご自身で金融機関を見比べられることは非常に重要ですが、最終的に住宅ローンを借りるためには金融機関の審査をクリアしなければなりません。
ハウスメーカーと付き合いの深い金融機関などに任せると、こういった条件を優遇してくれることもあるため、自分だけで動かずプロを介して金融機関選びを行っていくことも大切です。
ユニバーサルホーム半田店では、住宅ローンのご相談にも1からしっかり乗らさせて頂きます。金融機関の選定やご紹介も致しますので、お困りの際には是非とも足をお運びくださいませ。
新築マメ知識