山形新庄店

金山町工事進捗状況

金山町工事進捗状況をお伝えいたします。断熱工事が完了し気密測定を昨日行いました。

なぜ気密測定が大切かと言いますと、日本各地域に合った住宅を建築する必要があります。北海道や東北地方は冬が厳しい地域ですので、断熱材を厚くし冬の温かい室内の空気を逃がさないようにしなければいけません。また、沖縄など夏の暑さがすごい地域は、家の室内に熱を入れないように、遮熱を考えて、冷やされた室内の空気が外の熱の影響を受けないようにする必要があります。

その各地域の基準を満たした家づくりをし、住宅で使われるエネルギー消費量を削減し、地球温暖化対策を進めようとした政策があります。国の目標は2020年以降すべての新築で実施することを目標にしていましたが、先日、延期が発表されました。

この基準はUA(ユーエー)値とηA(イーターエー)値で表すことができますが、住宅に熱の伝わりがない(隙間のない)家であることを想定し、設計段階で計算された数値になります。その為、実際に隙間がない家なのかは、断熱施工後に測定する必要があります。

気密値は、実際の建物を測定しないとわかりません。どんなに建築会社が”うちの建物は気密値はいいです”と言ったとしても、測定しなければわからないのが気密値です。

長々書きましたが、それだけ大切なものになります。日本には気密値の基準というものはありませんが、世界基準は気密値=1.0以下、カナダやスウェーデンでは、気密値=0.7以下が省エネ住宅の基準になります。

今回、金山町のお宅は、気密値=0.26という数値が出ました。かなり高い数値になっています。省エネ住宅についてや、気密値についてなどご興味がある方は、お気軽にお問い合わせください。

現在、気密検査が終わり壁の石膏ボード施工中です。来週もお楽しみに。