最高にお得な35年固定「フラット35S」を検討してみよう 必要な条件とは?
35年間完全固定の住宅ローン「フラット35」
歴代最低金利が維持されている現代では、1つの有力な選択肢として常に挙がり続けています。
そんなフラット35ですが、現状から更に金利を引き下げられる特別仕様「フラット35」が存在しているのはご存知でしょうか?
35年固定を本当に最低金利で借りたいのなら、この「フラット35S」の採用が絶対に必要です。
一体どのようなメリットがあるのか、そしてどのような条件を満たせば使用することができるのか。それらをこの記事ではまとめて行きます。
金利0.25%を引き下げ
「フラット35S」とは、特定の条件を満たすことで「フラット35」の実行金利から更に0.25%引き下げた状態で借りることができる住宅ローンです。
金利優遇期間は「金利Aプラン」を満たせば当初10年間、「金利Bプラン」を満たせば5年間と2種類の異なった条件が用意されています。
金利0.25%は(3,000万円の借入の場合)月々約4,000円程度の違いとなって現れる数字です。年間に換算すると5万円近くに上ります。
それが10年続ければ約50万円、5年でも約25万円と決して馬鹿にならない金額に。
より安く住宅ローンを借りたいのなら、「フラット35S」の条件達成はマストだと言って良いでしょう。
住宅の性能のみが条件に
ではどうしたら「フラット35S」でローンを借りることができるのでしょうか?
実は「フラット35S」の条件は個人の金銭的な条件などは一切関係がありません。住宅の性能を向上させることのみを対象に実施されている特例です。
現在ではこのような条件となっています。
金利Aプラン(10年)
【新築住宅・中古住宅共通の基準】
次の(1)から(4)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること。
省エネルギー性
(1)一次エネルギー消費量等級5の住宅(認定低炭素住宅および性能向上計画認定住宅を含む)
耐震性
(2)耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)
住宅バリアフリー性
(3)高齢者等配慮対策等級4以上の住宅(共同建て住宅の専用部分は等級3でも可)
耐久性・可変性
(4)長期優良住宅
金利Bプラン(5年)
【新築住宅・中古住宅共通の基準】
次の(1)から(6)までのうち、いずれか1つ以上の基準を満たす住宅であること。
省エネルギー性
(2)一次エネルギー消費量等級4以上の住宅
耐震性
(4)免震建築物
バリアフリー性
耐久性・可変性
※より詳しい条件については「フラット35」の公式ページをご参照ください。
https://www.flat35.com/loan/flat35s/tech_plan.html
どれも顧客側で満たすことは不可能なものであり、販売側(建築側)の協力が必要不可欠です。
そしてこれらの条件は住宅メーカーの特色によって容易に対応できるものと、そうでないものに大きく分かれてしまいます。
メーカーによっては満たすことが非常に難しい条件もありますし、甚大なコストアップが必要になるケースも少なくありません。
「フラット35S」での借り入れを検討中の場合は、候補のメーカーがどの条件をどの程度のコストアップで満たすことができるのかも、あらかじめ確認した上で吟味することをオススメ致します。
おわりに
「フラット35S」は住宅の性能を向上させる必要がある都合上、ただ安くなるといった類いの特約ではありません。
しかしながら、住宅の性能が上がれば家は確実に快適で安心安全なものとなります。「大きな出費なくより良い住宅に住んでほしい」という理念が、「フラット35S」が実施されている理由なのです。
同じ金額を払ってより満足度の高い家に住めるのなら、それに越したことはないですよね。
自分がマイホームを建てるのなら、どの性能面にこだわった家にしたいか。それを改めて考えて、「フラット35S」の条件達成を目指してみてはいかがでしょうか?
ユニバーサルホームでは大きなコストアップなく「フラット35S」に適合できる住宅をご提案中。
特に元々優秀な断熱面については条件達成が容易です(※一部の対応や内容は各店舗ごとに異なります)
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