寒い冬こそ床暖房！快適性・光熱費・効率的な使い方をまとめてチェックしよう！
年末年始も間近に差し迫り、突き刺さるような寒さに苛まれる日も多くなってきました。
これから住宅を検討される方にとって「寒くない家」は、常に頭をよぎる条件の1つだと思います。住宅の断熱性能もさることながら、効率的な室内暖房の方法もチェックしておきたいところかと思います。
近年人気を集めるのはやはり床暖房。
床暖房は最も生活に適合した暖房方法の1つと言われています。
この年末年始及び来冬に住宅を検討される方のため、床暖房の魅力を確認して行きましょう。
足元から部屋を均一に温める
日本には古来から、足元を温め頭を冷やしておいた方が健康的に生活できる（頭寒足熱）という考え方があります。
しかしながら、エアコンの暖房ではこの状況を作り出すのが難しいのです。温かい空気は上に上がりやすく、冷たい空気は下に滞留する性質があるからです。
実際、暖房を使うと頭ばかりがボーっとして、足元はずっと冷たいまま…といった状況に悩まされることも多いはず。
床暖房の場合はそういったことが起きず、足元から順番に熱が上部に伝わります。温風を出すのではなく、床暖房が部屋全体を温めるからです。
その性質上暖房ムラも発生しづらく、部屋が均一に温まるのもポイント。
冬場でも快適な生活を送りたい人にとって、床暖房は最も優れた暖房器具の1つと言えるでしょう。
最近は光熱費も高くない
では光熱費はどうでしょうか？
床暖房と言うと光熱費が高いイメージがあるかもしれませんが、現在は決してそんなことはありません。
一般家庭への床暖房普及当時から利用されている電気ヒーター式の床暖房は電気代がかかってしまうのですが、現在主流となっている温水式などはエアコンと大きく変わらない電気代で活用することが可能です。
似たような性質を持つホットカーペットは局所的な暖房でしかなく、部屋を暖房する効果はあまりありません。また部屋全体を均一に温められることで知られるオイルヒーターは、最も光熱費の高い暖房器具に挙げられます。
さらにエアコンでの暖房は上述した通り、足が冷たく頭がボーっとしてしまうことを考えると、床暖房の使用はコストパフォーマンスの高い選択と言えるのです。
蓄熱式で一般家庭以下の光熱費を実現
新築での床暖房の導入の場合、蓄熱型の床暖房を選ぶことも可能です。
これは床暖房の熱で部屋だけではなく床下部分を同時に温めることで、電源を切っても床暖房の効果を持続させることができる床暖房です。
温水式の床暖房には、電気代が安い代わりに温まるまでに少し時間が必要という弱点がありますが、この蓄熱式を活用すれば一度温めた熱を長時間に渡って活用することが可能。
エアコンとさほど変わらない電気代で稼働させた床暖房の熱を蓄熱し、それを利用することで床暖房の稼働時間を低減。
結果として、床暖房を使うことで通常の家庭より光熱費を抑えることすらできるのです。
おわりに
エアコンでは頭寒足熱の実現が難しい。
床暖房は足元から均一に部屋全体を温める。
温水式であれば光熱費も大きくかからない。
蓄熱式床暖房で一般家庭以下の光熱費の生活も！
床暖房は冬の生活を物凄く快適にしてくれる存在。北海道などの寒冷地ではマストアイテムとされることからも、その実用性は折り紙付きだと言って良いでしょう。
新築や大規模リフォーム時以外では設置や導入が非常に難しいのが難点。そういったタイミングを迎えられている方は、絶対に床暖房採用の一考をオススメします。
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