坂戸店

最近の住宅ローンの金利動向

 

こんにちは。ユニバーサルホーム坂戸店 (株)グットホームのKMです。

10月になり、また様々な商品が値上げをしました。

 

物価高騰が続く中、気になる住宅ローン金利の動向・・最新の情報をお伝えします。

 

 

大手銀行は9月1日から住宅ローンの固定金利を一斉に引き上げました。

背景には長期金利の上昇がありますが、なぜ長期金利が上昇するのでしょうか。

 

そもそも金利とは何かについて押さえておきます。

経済の体温計とも呼ばれる金利は、景気が良くなると金利が上昇、逆に景気が悪くなると金利が下がります。

(昔は銀行にお金を預けるだけでお金がどんどん増えていきましたが、今は銀行はただお金を預けるだけの場所になってしまいました。)

 

コロナ禍から経済活動が復帰し、そこに円安が重なることで利益を増やす日本企業が相次ぎ、株価も上昇傾向。

日本の景気回復への期待感が高まっていることも要因の一つです。

 

ただ長期金利上昇の最大の要因は、日銀が今年7月に金融政策の運用を見直したことです。

それまでは長期金利が0.5%以下となるようにしていましたが、1%までの上昇であれば認めることとしました。

この結果、長期金利がじわじわと上昇を続けましたが、その動きを後押ししたのが、9月20日に起こったアメリカでの金融政策の見直しです。

アメリカの長期金利は4.4%を超え、15年ぶりの上昇となりました。

 

これを受けて日本の債券市場では長期金利がさらに上昇しても日銀がこれを抑える対応をとりにくくなるとの見方から、長期金利が更に上昇。

9月21日には、0.745%と10年ぶりの水準になりました。

 

長期金利が上昇していることから、住宅ローンの固定金利を引き上げる可能性はあります。

ただこれについては長期金利の目安を1%としている以上、この先の固定金利の上昇も限定的ではあります。

 

それでは変動型はどうなるのでしょうか?

変動型住宅ローンの利用者は非常に多くいます。

これについては日銀がマイナス金利政策を変えていないので、大手銀行は金利を据え置いています。

仮に日銀がマイナス金利政策を見直し、短期金利が上昇する局面になっても、銀行が住宅ローンの変動金利を一気に引き上げるかどうかは不透明です。

日本では長期にわたって低金利が続いていたので、これから金利が上がるのではないかと不安になるのは当然です。

住宅価格の高騰が続く中、人生で最も大きな買い物となる住宅をどういう計画で購入するのか、金利の動向について考えておく必要があります。