熊本南店

地震のあとに確認してほしい「住まいと暮らし」のこと

このたびの熊本県内で発生した地震により被害を受けられた皆様に、
心よりお見舞い申し上げます。

 

宇城・八代エリアをはじめ、県内各地で大きな揺れを経験し、
不安な日々を過ごされている方もいらっしゃることと思います。

 

地震の直後はもちろんですが、少し時間が経ってから気づく住宅の被害や、
停電復旧後の火災などにも注意が必要です。

 

今回は、地震のあとだからこそ確認していただきたい
「住まいと暮らしのチェックポイント」をまとめました。

 


まずは「家の中」よりも安全を優先してください

 

余震などによって、最初の地震では倒れなかった家具や建物の一部が、
その後の揺れで倒れたり落下したりする可能性があります。

 

・家具が大きく傾いている
・天井や壁の一部が落下している
・外壁に大きなひび割れがある
・建物が傾いているように感じる

など、明らかな異変がある場合は、無理に建物の中へ入らないようにしてください。

 

熊本県では、大地震によって被害を受けた建物について、余震による倒壊などの二次災害を防ぐため「被災建築物応急危険度判定」を行う仕組みがあります。

 

「このまま住んで大丈夫なのだろうか」と不安を感じる場合は、自分だけで判断せず、市町村や建築の専門家へ相談することも大切です。

 


停電したときは「通電火災」にも注意

 

地震の際に意外と見落とされやすいのが、電気による火災です。

 

地震によって電気機器や配線などが損傷した状態で停電し、その後電気が復旧すると、

破損した機器などから火災が発生する「通電火災」が起こる可能性があります。

 

停電中は電気機器のスイッチを切り、可能であればコンセントを抜いておきましょう。

 

そして、自宅を離れて避難する場合には、安全を確認したうえでブレーカーを落としておくことも重要です。

 

また、今後の備えとして、一定以上の揺れを感知すると自動的に電気を遮断する「感震ブレーカー」を検討する方法もあります。

 


ガスのにおいを感じたら、火や電気を使わない

 

地震によってガス管やガス機器が損傷している可能性もあります。

 

普段とは違うガスのにおいを感じた場合には、火をつけないことはもちろん、電気のスイッチや換気扇なども不用意に操作せず、安全な場所へ移動してガス会社などへ連絡してください。

 

「いつも通り使えるから大丈夫」と決めつけず、地震後は電気・ガス・水道それぞれに異常がないかを確認してから使用しましょう。

 


片付ける前に「被害の写真」を残してください

 

住宅に被害が出ている場合、すぐに片付けたくなると思います。

 

しかし、可能であれば片付けや修理を始める前に、被害状況が分かる写真を残しておきましょう。

 

外壁や屋根、室内の壁、家具、設備などについて、
「どこが」「どのくらい」被害を受けたのか分かるように、
少し離れた位置から撮った写真と、被害箇所を近くから撮った写真の
両方を残しておくと状況を伝えやすくなります。

 

こうした記録は、被害認定調査罹災証明書保険などの手続きを行う際に役立つ場合があります。

 

安全に撮影できる範囲で構いません。屋根の上など危険な場所へ上がって撮影することは絶対に避けてください。

 


夏の避難では「暑さ」にも注意してください

今回の地震は気温が高い時期に発生しています。

 

避難所だけでなく、自宅や車の中で過ごしている場合にも、熱中症には十分な注意が必要です。

 

のどが渇いていなくてもこまめに水分をとり、可能であれば冷房のある場所や涼しい場所で休憩してください。

 

また、車中泊などで長時間同じ姿勢を続ける場合には、定期的に足を動かしたり、水分をとったりすることも大切です。

 

特に小さなお子様、ご高齢の方、体調に不安のある方がいるご家庭では、無理をせず早めに周囲へ助けを求めてください。

 


「少し変かも」を見逃さないことも大切です

 

地震後のお家では、

「扉が以前より閉まりにくくなった」
「床を歩いたときに違和感がある」
「外壁や基礎に今までなかったひび割れがある」
「窓やサッシが開きにくくなった」
「屋根や瓦がずれているように見える」

など、地震前にはなかった変化が現れることがあります。

 

小さな変化だからと放置せず、気になることがあれば写真を残し、必要に応じて住宅会社や工務店、建築士などの専門家へ相談しましょう。

 

特に高い場所や屋根については、ご自身で確認しようとせず、専門家に確認を依頼してください。

 


今一度、ご家族で「もしもの時」を確認してください

 

今回の地震を受け、不安を感じている方も多いと思います。

 

余震や今後の災害に備えて、避難場所、家族との連絡方法、非常用持ち出し袋、飲料水や食料、モバイルバッテリー、懐中電灯などについて、改めて家族で確認しておきましょう。

 

災害は、いつ起こるか分かりません。

 

だからこそ、特別なことをすべて準備しようとするのではなく、「今日できることをひとつ確認する」ことが、大切な備えにつながります。

 


お住まいについて不安なことがあれば、無理をせずご相談ください

 

地震の被害は、外から見ただけでは分からないこともあります。

 

「このひび割れは大丈夫?」
「地震のあとから扉が閉まりにくい」
「家の傾きが心配」
「どこを確認すればいいか分からない」

そんな小さな不安でも構いません。

 

まずはご自身とご家族の安全を最優先に、無理をせず行動してください。

 

一日も早く、被災された皆様が安心して日常生活を送れる日が戻ることを、心よりお祈り申し上げます。