鹿児島の梅雨と台風。新築なのにジメジメする家、しない家の違い

シリーズ:鹿児島の梅雨と台風 全4回|
第2回:湿気・カビ・結露対策編
出水市・阿久根市・長島町・伊佐市・水俣市・芦北町で
家を建てるなら、湿気対策は最優先テーマです。
前回(第1回)では、鹿児島の気候が全国平均と
大きく異なること、
出水市・阿久根市・長島町・伊佐市エリアは
特に梅雨・台風・豪雨の影響を受けやすいことを
お伝えしました。
今回のテーマは「湿気・カビ・結露」です。
「新築を建てたのに、梅雨になったらジメジメする」
「洗濯物が全然乾かない」「窓にカビが生えた」
こういったお悩みは、決して古い家だけの話ではありません。
新築でも、設計の考え方ひとつで大きな差が生まれます。
なぜ新築でも湿気に悩む家ができてしまうのか。
今回はその原因と対策を具体的にお伝えします。

■ 鹿児島の梅雨は「特別」だと知っておいてほしい
まず前提として、鹿児島の梅雨は本州のそれとは
別物だと思ってください。
気温が高い状態で大量の雨が降り続く鹿児島の梅雨は、
湿度が90%を超える日が続くことも珍しくありません。
この「高温+高湿度」という組み合わせは、
住宅にとって非常に過酷な条件です。
カビが最も繁殖しやすい条件は
「気温25〜30℃・湿度70%以上」と言われています。
鹿児島の梅雨は、まさにこの条件をほぼ毎日満たしています。
さらに出水市・阿久根市・長島町・伊佐市エリアは、
海からの湿気が入りやすく、山間部では霧や朝露も多い。
湿気との戦いは、この地域で暮らす家にとって
避けられないテーマです。

■ 新築なのにジメジメする家、その3つの原因
▼ 原因① 換気が足りていない
2003年以降、建築基準法によりすべての新築住宅に
「24時間換気システム」の設置が義務付けられています。
しかし、換気システムがあれば湿気が解決するかというと、
そう単純ではありません。
問題は「換気の質」です。
・換気の経路が設計されていない(空気がうまく流れない)
・換気口の位置が悪く、湿気がこもりやすい場所ができる
・フィルターが詰まって機能していない
こういったケースで、換気システムがあるのに
湿気がこもる家になってしまいます。
新築を建てる際は、換気システムの
「種類」だけでなく「設計」を確認することが大切です。

▼ 原因② 間取りに「湿気がこもりやすい場所」がある
間取りの設計によって、
湿気がたまりやすいスポットが生まれます。
・窓のない北側の部屋
・クローゼットや押し入れの奥
・洗面所・脱衣所まわり
・キッチンと廊下の間
これらの場所は、
空気が動かないため湿度が上がりやすくなります。
鹿児島の夏は外気も湿気を多く含んでいるため、
窓を開けても解決しないことも多い。
間取りの段階から「空気の流れ」を意識した設計が必要です。
▼ 原因③ ランドリー計画がない
鹿児島の梅雨は、
外に洗濯物が干せない日が何週間も続くことがあります。
そのとき室内干しをする場所が計画されていない家では、
リビングや寝室に洗濯物を広げることになり、
室内の湿度が急上昇します。
梅雨の時期に室内干しをした部屋の湿度は、
短時間で80〜90%に達することもあります。
これがカビや結露の大きな原因になります。
「どこで洗濯物を干すか」は、
間取りを考える段階で決めておくべき重要なテーマです。

■ 結露はなぜ起きるのか
「窓が結露して、サッシのまわりにカビが生えた」
というお悩みもよく聞きます。
結露は、暖かく湿った空気が冷たい面に触れたときに
水滴になる現象です。
断熱性能が低い窓・壁では、
外気との温度差が大きくなりやすく、
結露が起きやすくなります。
結露が繰り返されると、
窓枠・壁紙・建材にカビが発生し、
やがて構造材の腐食やシロアリ被害につながることもあります。
鹿児島では
「寒い地域ほど結露は気にしなくていい」と
思われがちですが、夏型結露
(高湿度の外気が冷房で冷えた壁の内側で結露する)は、
むしろ温暖な地域のほうが起きやすい問題です。
断熱と換気はセットで考える必要があります。

■ ジメジメしない家をつくる3つのポイント
▼ ポイント① 全館空調・換気の設計を重視する
部屋ごとにエアコンをつけるのではなく、
家全体の空気をコントロールする換気設計が、
鹿児島の湿気対策には効果的です。
空気の流れる経路を設計段階で決めておくことで、
湿気がこもりにくい家になります。
▼ ポイント② ランドリースペースを間取りに組み込む
洗濯・乾燥・収納の動線を一か所にまとめた
「ランドリールーム」または「ランドリースペース」を
間取りに組み込むことで、梅雨の室内干し問題が解決します。
脱衣所・洗面所と隣接させ、
換気・除湿ができる設計にすることで、
家事の負担も大幅に減ります。
これは特に共働き世帯や小さなお子さんがいる
ご家庭に喜ばれるプランです。

▼ ポイント③ 床の素材・断熱の選択
床材や断熱材の選択も湿気対策に大きく関係します。
ユニバーサルホームの「ここち床」は、
床暖房と断熱性を両立した設計で、
足元からの冷えを抑えながら室内環境を快適に保ちます。
冬だけでなく、梅雨時期の床下からの湿気対策にも効果的です。
また、床下に空間を作らない
「すご基礎(ベタ基礎)」との組み合わせにより、
地面からの湿気が床下に侵入しにくい構造になっています。
(すご基礎については第3回で詳しくご説明します)

■ 毎日の家事がラクになる「家事ラク動線」とは
湿気対策と合わせて、
鹿児島の梅雨を乗り越えるために大切なのが
「家事ラク動線」の設計です。
・洗濯機から干す場所までが近い
・干す→たたむ→しまうが同じ空間でできる
・キッチンと洗面所が近く、家事を同時進行できる
こうした動線が整った家では、
梅雨の時期でも「洗濯が苦痛」「干す場所がない」
というストレスが大きく減ります。
ユニバーサルホーム出水店では、
鹿児島の梅雨を見据えたランドリー提案と
家事ラク動線のプランを多数ご用意しています。
間取りの段階から一緒に考えますので、
お気軽にご相談ください。
■ まとめ:湿気対策は
「住んでからではなく、建てる前」に決まる
新築でもジメジメする家になってしまう原因は、
換気・間取り・ランドリー計画の3つに集約されます。
これらは住んでから後付けで解決するのが難しく、
建てる前の設計段階で決まってしまいます。
だからこそ、家づくりの打ち合わせの段階で
「湿気対策はどうなっていますか?」と
必ず確認してほしいのです。
鹿児島の梅雨を快適に乗り越えられる家——
それは、最初の設計で8割が決まります。
■ このシリーズの全4回ラインナップ
第1回(公開済み):家づくりで後悔しないために知っておきたいこと
→ テーマ:鹿児島の気候と住宅の基礎知識
第2回(今回):新築なのにジメジメする家、しない家の違い
→ テーマ:湿気・カビ・結露対策
第3回(6月第3週公開予定):豪雨のたびに不安になる家、安心できる家
→ テーマ:床下浸水・豪雨対策
第4回(6月第4週公開予定):台風が来るたび安心できる家の条件とは?
→ テーマ:台風・ALC外壁・強風対策
■ 次回予告
次回(第3回)では、近年増加している
「線状降水帯」「ゲリラ豪雨」による
床下浸水リスクをテーマに、
豪雨に強い家の条件をお伝えします。
ユニバーサルホームの「すご基礎」が、
なぜ豪雨対策に効果的なのか——
具体的な構造の話を、わかりやすくご説明します。
次回もぜひご覧ください。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【ユニバーサルホーム出水店】
出水市・阿久根市・長島町・伊佐市・水俣市・芦北町エリアの
家づくり相談窓口
湿気・カビ対策を考えた間取りプラン、
お気軽にご相談ください。
無料相談・資料請求受付中
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━









