ALC外壁材は塗装で変わる!正しく理解して自分に合った選択を!
実績ある確かな性能が人気を博し、一般住宅から公共施設まで幅広く使われている高性能外壁材ALC。
その性能の高さはメンテナンス性にも及んでいますが、サイディング材と同じく「塗り替えが必要」という画一的なイメージで終わってしまっている方も多いようです。
実際にALCは塗り替えを適切に行うことが望ましいとされてるものの、その必要性はサイディングよりも遥かに低いとされています。
今回の記事では、ALCの塗り替えの必要性について詳しく解説して参ります。
三重塗装による確かな耐久力
ALCの塗装は三重に渡って施されているのが特徴です。
そのため、表面の色剥げ気になる程度では、塗装の塗り替えを行わなくても性能面では大きな悪影響が出ないとされています。
三重塗装とは、まずコンクリートの大敵と言われている湿気対策の防水加工を施します。
その上から本塗装前の準備として、塗料を定着させやすくする下地塗装(化粧でいうファンデーションのようなもの)を行っていきます。
最後に実際の住宅の外観(カラーリングなど)となる本塗装を行い、晴れてALCの塗装は完了します。
この過程が全て完了したALCの上には数ミリメートル単位の塗装が施されることになります。これはミクロ単位の焼き付けが行われているに過ぎないサイディングと比較すると5000倍の厚みと言われています。
性能面では塗り替えの必要性が低い
サイディングなど安価な素材は、本塗装が剥げると中の弱い部分がむき出しになり、素材その物の劣化に直結してしまいます。
対してALCの塗装は外側の色が薄くなってきている程度では、まだ下地と防水加工によってALC本体がしっかり守られている状態。
加えてALCは元々の素材の耐久性が高く、通常の発泡コンクリートよりも水ハケが良く湿気に強い性質があります。そのおかげで無塗装の状態でも60年以上は素材の劣化がないと言われています。
ALCはメンテナンスフリー? 確かな性能が長続きする理由とその魅力
塗装の耐用年数はあくまで最上部の本塗装のみで換算されているものです。
本塗装の退色による見た目の劣化は避けられませんが、性能面では塗り替えを行わないことによる不具合が実は発生し辛いのがALCという素材。
サイディング材などとは塗装の必要性そのものが異なるのです。
塗装を工夫して自分好みの住宅を
塗り替えが必要なALCですが、逆に言うとそれは、塗装部分を工夫することで自分好みのマイホームを彩ることもできるということ。
ALCの塗装はグレードや見た目ごとに豊富な種類が取り揃えられています。
参考:https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/coating/
数十万~数百万の価格差が出ますが、ハイグレードのものを採用することで本塗装からメンテナンスフリーを実現することも可能。
対して外壁にALCを採用しながら塗装のグレードを落として、他の部分にお金をかける選択ができるのも魅力です。
建築後に見た目を一新できる
その他、全体に模様でデコボコ感や石の質感を演出したり、目地を埋めて完全フラットな見た目にするといった外観的なアプローチを塗装で行うこともできます。
また、外壁自体が劣化しない性質上、塗り替えを行うことで新築同然の見た目を取り戻すことができます。
歳を重ねることで趣味や好みが変わる人も多いと思いますが、住宅は一度建築するとイメージを変えるというのが難しく、建築数十年後に実年齢と家の見た目の差異に悩む方も多い文化です。
ALCの住宅はそういった感性の変化に塗り替えでパーフェクトに対応できるのも長所となり得ます。
あえてグレードの低い塗装で初期費用を抑え、見た目を一新したくなったタイミングで塗装をやり変える…というのも賢い選択です。
まとめ
ALCは塗り替えが必要ではありますが、その必要性の低さや逆に塗装を利用した楽しみ方が増える素材です。
ただ「塗り替えが必要なもの」と漠然と考えるのではなく、見識を深めることでより自分に合った住宅選びを行って頂ければ幸いです。
ユニバーサルホームはALC外壁材を標準で採用。
全国展開のメーカーの中では2社しかない内の1社となります。
知多半島では半田店が営業中。
モデルハウスで実際のALCの住宅を見学・体験しながら、より詳しい話を聞くことが可能です。
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