浜松東店

無垢床に床暖房がユニバーサルホームだと使える訳

■一般的には使えないと言われる組み合わせです

この記事を書いているのは5/2ですが、今日は暑くなるみたいですね。

 

お隣の長野県では30℃を超える予想もされていますし、愛知や東京、その他地域でも夏日や真夏日の予想がされています。

 

そうなると、ユニバーサルホームの特長の『床暖房』の話をしても聞いてもらえないですよね。

 

と言うことで、あまのじゃくかもしれませんが、あえての床暖房の話をさせて頂きます。

 

■無垢床と床暖房の話

最近では多くの会社が取り入れている、無垢の床板。

 

本当の木を使い、木が持つ本来の気持ち良さや、吸湿性、遮音性などの効果が期待され、多くの方が採用しているものになります。

 

また、床暖房は一昔前、高いとか維持費がかかるとか、すぐに暖かくならないなどの問題で施工されるケースは少なかった設備で、どちらかと言うと、お金持ちの方の設備ってイメージもありました。

 

ちなみに暖房は『頭寒足熱』と言った、足元が暖かくて、頭部分が涼しいことがベストだと言われています。

 

しかし、一般的な暖房器具、例えばエアコンや全館空調などで暖めた空気は、下に溜まらず、上に溜まってしまいます。

 

また、人は足元が涼しいと暖房が効いていても、寒く感じる性質もあります。冷え性の方はより感じるのではないでしょうか?

 

足元を暖かくするために、必要以上に部屋を暖めて光熱費を多く使ってしまったり、暖めすぎることで過度の乾燥や、体にストレスを与えたりと、空気を暖める暖房は問題も多くある方法になります。

 

しかし、床暖房は足元から暖めるので、エアコンなどよりも効率よく、かつ体にも優しい暖房を実現できます。

 

こういった流れで、無垢の床と床暖房は近年人気があり、その両方の採用をと考える人も多くなりました。

 

ですが、実はこの組み合わせ、出来ない、もしくは推奨できないメーカーの方が実は多いのです。

 

■理由は無垢の板が温度変化に弱いから

その理由は、無垢の板は温度変化に弱いからです。

 

無垢の木はそのままにしておくと、反ったりひねったり、また湿気が多いと膨らんだり、逆の場合はしぼんだりと、本当の木を使っている以上、どうにも出来ない変化を起こします。

 

それを上手に加工したり、塗装などをしたりして、なるべく起こらないようにしているので、通常の製品であれば使用しても大きな問題は起こりづらくなっています。

 

しかし、温度を上げると、先ほど言った変形などの現象がより大きく、より早く起こるようになります。

 

上記の写真は床材での写真ではありませんが、無垢材の参考例としてあげさせて頂きました。

 

ちなみに、真ん中と左の板の間ってちょっと隙間ありますよね?

 

その逆の右の板と真ん中ではそういった隙間がありません。

 

元々は左も隙間がなかったかもしれませんが、今は1mくらいの隙間があります。

 

先ほど言った木の特性で、時間が経つとこういったことが発生します。

 

この変化は温度が上がるほど起きやすくなります。

 

その理由は、温度が高くなると木の乾燥が急激に進んだり、元々木が反っていく力を塗装などで抑えていたのが、温度上昇によってその力が強くなり塗装などでは抑えきれなくなることが原因です。

 

ですのでメーカーは、木の特性であってとしても、住宅の品質に難ありと言われたくない気持ちがありますので、無垢の板と、床暖房の組み合わせはあまりしないようにしているんです。

 

■それでもユニバーサルホームの床暖房なら出来る理由

床暖

そういった状況があり、一般的に床暖房と無垢の板の組み合わせが少ないのです。

 

しかし、ユニバーサルホームは無垢の床材、それと1階全室(一部除く)を採用しています。

 

この差はどうしてでしょうか?

 

もったいつけてもしょうがないので、答えを先に言うと、ユニバーサルホームの床暖房が『低温床暖房』になるからなんです。

 

一般的な床暖房とは上記の図にあるように、リビングの一部などに使われており(上記の図の左側)、短い時間での使用環境化で暖かいと感じさせるためには、ある程度高い温度が求められます。

 

この時の設定温度が、80℃くらい(これを高温床暖房って言います)にまですることが出来ます。

 

現実ではそんなに熱くしないでしょうが、そういったことが出来る以上、そこに使う床もその温度に耐えられなくてはいけません。

 

実際にそういった材料はありますが、無垢の板となるとぐっと種類が減り、一般的には使わない方が無難だと言われます。

 

しかし、ユニバーサルホームの床暖房は、床の温度を体温以下の30℃程度しかあげないように設定されています。

 

この環境化なら、木も自然界で体験している温度ですし、乾燥も一気に進む温度ではないです。

 

と言うことで、ユニバーサルホームは品質に問題が起こりづらいので、無垢の板を採用をしています。

 

*注意

ここで言いたいのは低温式が良いとか、高温式が悪いとかではなく、適材適所で使用をしていると言うことですので、ご理解ください。

 

■ユニバの床暖はメリットが沢山

 

さて、ユニバーサルホームの採用している床暖房にはメリットが多くあります。

 

詳しく説明したいところですが、文章の都合上、ある程度の箇条書きににてご紹介いたします。

 

・無垢材との組み合わせが可能になる

 

・使用する光熱費が少なくなる

 

・低温やけどにならない

 

・急激な乾燥を防げる

 

・空気を汚さない暖房器具

 

・火事の心配がない

 

・子供やペットのやけどの危険がない

 

・温度差が上下、各部屋で少ないからどこにいって寒くない

 

・洗面所やおトイレも寒くないからヒートショックを予防

 

・その他色々・・・

 

床暖房のメリットと、低温であることのメリット、更には一階全室であることのメリットなどを、全て合わせるとこんなにメリットが生まれます。

 

これらの詳細はHPにてお知らせしているので、そちらでご確認ください。

 

HP詳細はこちら

 

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さて、こんな暑い日に床暖房の話でしたが、いかがでしたでしょうか?

 

これから夏に向かっていきますが、日本は四季があり、1/4以上は寒い日が続きます。

 

夏だからって暑さ対策の話ばかりではなく、寒い時の対策もしっかりと考えて、家づくりをして頂ければ幸いです。