断熱対策で最も重要なのは窓!安易な選択が生活を脅かすかも…?
11月も終盤に差し掛かり、寒い日も少しずつ増えて参りました。
冬は住宅の購入を検討するのに最適な季節です。
寒さの対策は暑さに比べて大変難しく、住宅の断熱性能や対策法を実際に体感して確かめる絶好の機会となるからです。
今回の記事ではその断熱性能の中で、全ての住宅に共通して大きな影響を与えている部分について解説して行きます。
その部分とは窓のこと。
どんな部屋にも一ヶ所はある窓こそが、家の中に寒さを招き入れる大きな原因となっているのです。
閉め切った窓から熱の6割が逃げる
実は冬場の室内の温かさのおよそ6割が窓を伝って放出されると言われています。これは窓を閉め切っている状態で、ガラスとサッシの部分から逃げ出て行ってしまう熱量です。
つまり、何もしていなくとも部屋の暖かさは大きく失われているということ。換気による熱の流出は全体のわずか15%程度で、約85%は何もしていない状態で壁や屋根、窓を伝って出て行っています。その原因のほとんどが窓にある、と考えると驚きですね。
上記した内容はアルミサッシで単一ガラスの窓でのデータとなります。アパートなどや建売などでは最も幅広く使われているグレードのものです。
ご自宅にそれらの窓が取り付けられている方は、試しに部屋の中心と窓際を行き来してみるとその寒暖差を実感することができるでしょう。小さめの窓に手をかざしてみるだけでも、感じることができるはずです。
二重ガラス樹脂サッシで大きく改善
これらの情報を踏まえると、断熱性能を担保するのに最も重要なのが窓のグレードを上げることだというのが分かります。
新築注文住宅の場合、窓のグレードダウンは数十万円規模の金額に発展することもあり(※取付枚数によって変動)、総額の引き下げの際には話題に挙がりやすいポイント。
大した差ではないだろうと感じ、低コストであるアルミサッシを選択する方も多いのですが、それがマイホームの断熱性能を大きく下げ、窓の結露などを招く結果に繋がるのです。
サッシはアルミではなく樹脂サッシかアルミと樹脂の複合サッシを採用し、窓ガラスは二重ガラスを採用することで、熱の流出率が7割ほどカットされます。
窓のクオリティは日々の生活に最も深く関わると言って過言ではありません。住宅ローンに換算すると月々数百円程度の差で、日々の生活の質が大きく左右されます。それらを考慮した上で、窓のグレードを決めて行く必要があるでしょう。
三重ガラスには落とし穴も
近年では最高グレードのものとして、三重窓ガラスの採用を進めるメーカーも増えてきました。こちらはどうなのでしょうか?
もちろん断熱性能はさらに向上、結論の心配も無くなり、より快適な屋内環境を整えることが可能です。
しかしながら、導入には単一アルミ窓を二重樹脂窓に変えるのとは比較にならないほどのコストアップを要します。
また三枚のガラスを取り付ける都合上、どうしても窓全体の重量が増すという盲点が存在します。重すぎて日々の開閉が億劫になったという感想が非常に多いのが実情です。
80点を100点にする必要があるか
アルミ→樹脂の変更は、言わば30点を80点に上げるようなもの。上がり幅の大きさの割に、かかっている負担はさほど大きくありません。
二重窓→三重窓の変更はその80点を100点にするイメージ。これには非常に細やかな技術と多くの労力が必要で、その分費用にも表れてきます。そして、その変化はアルミ→樹脂の変更に比べれば小さなものです。
窓のグレードアップは非常に重要なことではありますが、絶対に100点を目指すべきか言い切ることはできません。
80点に抑え、その他の部分にお金をかけた方が熱効率の良いマイホームを手に入れることも可能かもしれません。メーカーの長所などを鑑みた上で、自身の理想を叶えられる選択をご検討下さい。
まとめ
窓は住宅の断熱性能に最も大きく関わる部分です。
冬のモデルハウスはお客様に快適に見学頂けるように、暖房器具などをしっかり使った状態になっています。そういう環境だからこそ、部屋の中心と窓ガラス付近の温度の違いなどに気を配ることで、住宅の根本的な性能を実感することができるかもしれません。
ユニバーサルホームは断熱性能の高い二重ガラス樹脂サッシを標準仕様として採用。さらに一階全室床暖房(標準)を併用することで、総合的に冬の屋内環境を整える住宅を提供しています。
坪単価は40万円から。
冬のモデルハウスは、この確かなコストパフォーマンスを実感することができる最大のチャンスです。
愛知県の知多半島では半田店が営業中。是非モデルハウスに足をお運び下さい。
皆様のご来場を心よりお待ち致しております。