ALCの目地がどうしても気になる…! 消す方法はある?
高性能かつ重厚感ある見た目で、一般住宅でも確かな支持を受けているALC外壁材。
しかし1つの難点として、目地が目立ちやすいことを挙げられる方は少なくないようです。
多くの外壁材で目地は少なからず出てしまうものなのですが、ALCは1枚1枚のパネルが大きいことで、目地も太く強固になっており、見た目的に目立って見えてしまうようです。
ALCは魅力的だけれど、あの目地はどうにかしたい…そんな考えを持っている方に今回の記事ではその対策をお届けします。
ご参考にお使いください。
目地を同化するパネルを採用
最も確実な方法はALCパネルを目地の目立たないものに変更することです。
ラインやタイルタイプのパネルを利用することで、目地を模様の一部に取り込んでしまい、見分けをつかなくできるのです。
サイディングなどの外壁材の場合、模様は表面に薄く焼き付けられているだけなため、どうしても目地部分が深くくぼんでいるように見えてしまいます。
しかしALCは外壁材そのものに模様を彫り込んでいるため、しっかりとした凹凸が楽しめるのが特徴。この掘り込みが目地のくぼみとマッチすることで、目地の存在感を打ち消すことができるのです。
縦ラインや横ラインのみでも対応ができます。
ですが、目地は縦横に一定間隔で入り込んでしまうため、ラインパネルでは片方の目地は残ってしまいます。
参考:ラインシリーズ
(https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/product/line.html?no=2)
完璧を目指すのであれば、タイルやブロックタイプのものを採用し、完全な同化を図りたいところです。
参考:ジーファスシリーズ
(https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/product/g_fas.html)
塗装の色彩を工夫する
パネルにラインを入れずに目地を目立たないようにしたい場合は、塗装のカラーリングを濃い目の色にしておくのがオススメです。
黒に近付けば近付くほど陰影を感じ辛くなり、フラットなイメージを保ちやすくなります。
タイルタイプのものはフラットやラインタイプよりもハイグレードなものになってしまうため、価格を抑えて行きたければこういった工夫で対応することも視野に入るでしょう。
「フラット目地工法」で最高の住宅を
最後にご紹介するのは「PBフラット目地工法」と呼ばれる方法です。
専用のPB(パワーボード)を使用し、専用の塗装を吹きかけることでまるで塗り壁のような質感を体現。目地ごと加工し仕上げることで、ALCを使用しながらフルフラット状態を実現できます。
伝統ある住宅の質感とALC外壁材の高機能性を両立するために生み出されたのがこの「フラット目地工法」。最新のテクノロジーが反映されています。
参考:フラメジ工法
(https://www.asahikasei-kenzai.com/akk/powerboard/pb_flat/)
最高級の仕上がりで、見た目の豪華さは目を見張るものがありますが、その分お値段もやはりALC採用の中では最高級。
積極的な採用は難しい価格にはなるものの、純粋な塗り壁などでのフルフラットな一戸建ての建築は、リスクも値段もさらに上を行く仕様です。メンテナンスにもより気を遣う傾向があります。
総合的に見れば、この仕上がりと性能に対する価格はむしろ安い方と考えられ、非常に優れた選択肢の1つです。
美しい外観と機能性の両立という面では、これ以上ない選択です。どうしても外観にこだわって行きたい!という方は、是非選択肢に入れてみてくださいね。
まとめ
今回はALCの目地対策についてお届け。
・タイルやブロックタイプのパネルを利用する。
・塗装のカラーリングを濃いものにする。
・「PBフラット目地工法」を利用する。
といった方法をご紹介しました。
最後になりますが、ALCの目地は均一かつ美しく入り込むものであり、それだけで模様の意味を持つと言っても過言ではありません。
ですので、目地活かしの外観をデザインしていくというのも、ALCならではの楽しみとして十分に成立します。
今回は「目地が気になる方向け」の記事をお送り致しましたが、価値観や趣向は人によって様々。むしろ目地がある方が良いという方も大勢いらっしゃいます。
金額やデザインの理想と相談し、是非ALCの目地とポジティブに向き合ってみてください。
ユニバーサルホームではこのALC外壁材を標準採用した一戸建て住宅をデザインしています。施工事例やモデルプランなどと照らし合わせて、あなたの理想に合った間取りと外観をご提案することが可能です。
愛知県の知多半島では半田市の半田店が営業中。是非モデルハウスで実際の住宅を体感しながら、デザインやALCの性能について話し合ってみてください。
皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。