倉敷水江店

電気のちょっとした話

皆様こんにちは😊

以前、町家に関する講座で興味深い話を聞いたのでその一部をご紹介したいと思います。

 

💡電気工事についての話

私たちの暮らしに欠かせない存在である電気ですが

取扱を間違えると感電事故や電気火災といった危険があります。
では安全に使うためにはどのような方法をとれば良いのか???
まずは縁を絶つこと、そして容量を許すことが考えられます。

 

縁を絶つ

例えば、ヒューズ。

これは負荷がかかると電線をわざと熔解して電気を遮断する仕組みです。
一度とんでしまうと、原因を探して交換する必要があったので

今はほぼ電子式のブレーカーに替わっています。

電気で計測して一定の負荷がかかると電気を遮断する仕組みです。

こちらはスイッチ式なので交換の手間がなく、便利ですね。
スイッチ(開閉器)
電気機器に負荷がかかりすぎて発熱した場合にスイッチをOFFにすれば遮断ができます。

防火対策としては有効ですね。
そして、ジョイントボックス(接続箱)。
電線のジョイント部分は火災になりやすいため、箱に入れて酸素を遮断する仕組みです。
容易に点検できないところへ使うことで防火対策としてとても有効です。

 

容量を許す

負荷がかかりすぎないように設備等の必要な容量を確認して

回路数や分電盤の容量を決めるのもとても重要です。
また、アースをとることで感電の防止や高周波、低周波のノイズ、静電気、雑電防止といった

メリットがあります。

 

昔の町家・・・
碍子引きで電気の配線をしていたそうです。
電線は銅線に紙、その上にゴム、ロウをしみこませた布等で四層に被覆された四種電線と呼ばれていて、
この電線は許容量を超えると熱をもち、一番外側のロウが溶け出します。
これを電線が汗をかいてると言っていたとか・・・
見ただけで、許容量オーバーが分かるため、

ロウは防火のための熱センサーとして一役かっていたそうです。
今はVAケーブル等に取り替えが進み、隠蔽配線が通常となっていますが、便利な工業製品が普及する前のこういった防災等の工夫を知ることはとても興味深いですね。

 

 

電気は身近で便利なものです。
安心して使っていくためにも、今使っている機器の容量や使い方を今一度確認してみる、といったことも必要かもしれません・・・

皆様の暮らしが安心・安全でありますように

それでは、また😊😊😊