小屋裏収納を使い勝手良くするためには?
■意外と使い勝手が悪い空間でもあります
最近は、収納が多ければ多いほど良いなんて風潮があります。
空いたスペースが少しでもあれば収納に。
スペースが無くても何とか作って収納に。
個人的にも収納が多い方が好きなので、頑張って作っています。
ですが、その中でいつも問題になる空間があります。
それが『小屋裏収納』
読んでの通りに、小屋裏空間(屋根と2階もしくは3階の天井との間の空間)を利用して、収納をつくることを言います。
デッドスペースを利用するので便利そうに見えますが、実は不自由なことがいっぱいの空間なんです^^;
例えば・・・
・重たい物を持って上がれるような仕組みではない。
・高さが1.4m以下しかないので、背が高い物が収納できない。
・いつも中腰での移動になるので、腰にくる。
・部屋ではなく、屋根に近い空間なのでとにかく暑い。
・暑いので、熱に弱い物は収納できない。
・溜まった湿気が抜けずらい、もしくは抜けない。
・棚などが無い場合は全部直置きなので、整理がしづらい。
このように文句を言えばいくらでも出てくるのが、小屋裏収納の本当のところ。
でも、家に収納スペースが無いからしょうがないじゃん!作るしかないんだよ!!!って方の為に、少しでも使い勝手があがるようなコツを今回はお届け致します。
■結論から言えば先ほど言ったデメリットをつぶしていけばいい
簡単に結論から言うと、先ほどいったデメリットを一つづつ潰していけば、簡単に使い勝手が良くなります。
まずは、小屋裏収納に入るためのはしご
収納はしごなんて名前の商品ですが、これが結構使いづらい・・・
階段状になっているとは言われますが、ほとんどはしごなので、両手に物をもって上がるのは、ほぼ不可能。
必然的に片手で持てる物だけしか出し入れが出来ません、もしくは複数人でしっかりと支えながら出し入れするしかないのです。
特に女性は物を出し入れするどころか、上るのも怖いのではないでしょうか?
それをこんな風に階段にするだけで、一気に使い勝手が良くなります^^
本当に普通の階段なので、子供でも安心して使うことが出来ます。
これなら、好きな時に簡単に出し入れが出来ますね^^
*注意
建築をするエリアの自治体によっては階段が許可されない場合があります。
さて、これ以上書いていくと長くなりすぎるので、今回は以上です。
またの機会に今回の話題には触れていこうと思います。
個人的には小屋裏収納を作るなら、間取りを調整して収納を増やす方が得策だと思います・
しかし、どうしても必要な場合もあると思いますので、そういった際には少しでも使いやすくなるように、設計を依頼してくださいね^^