地震のエネルギーを吸収する「制震」は、
家族を守り、地震の恐怖から開放されて
安心して暮らせる住まいを実現します。
甚大な被害をもたらした1995 年の阪神・淡路大震災以降、日本の住宅の耐震構造への取り組みは当たり前の時代になりました。しかし、耐震は家が倒壊しない最低限の保証です。
大地震により倒壊せず命が守れても、一部損傷、家具・家電の転倒等で多大な補修費がかかる恐れがあります。また、繰り返し起こる余震への不安が家族に募ります。
※MGEO(エムジオ)はミサワホーム株式会社の登録商標です。MGEO-N63はミサワホーム株式会社の登録商標であり、その技術を新築在来木造用に転用・開発された制震装置です。また、同社の知的財産・ノウハウが含まれています。
制震装置MGEO-N63は、建物に地震のエネルギーがかかると、テコの原理を応用して、センターフレームが地震エネルギーを効果的に増幅して制震ダンパーへ伝達。高減衰ゴムが伸縮しながら地震エネルギーを熱エネルギーに変換・吸収し、1階上部の振れ幅を最大約1/2に軽減します。
制震装置MGEO-N63は、地盤や敷地条件に幅広く対応でき、多雪地域でも施工 が可能です。建物1階上部の振れ幅 を、最大1/2に軽減できる強さを発揮します。建物自体の揺れも早く収まるため、建物の損傷が少なくてすみ、震災後にかかってくるさまざまな建物の補修費 を、最小限に抑えることができます。
また、地震の脅威は一度だけとは限りません。大地震が発生した後も、ほぼ同規模の大きな余震が立て続けに襲ってくるケースも多く見られます。「MGEO-N63」は地震に対し、繰り返し効果を持続できる優れた耐久性と耐候性を備えているので安心です。さらに、中小地震はもちろん、大型台風や暴風に対しても高い減衰効果を発揮します。
大地震や大きな余震、
台風・暴風まで、
「繰り返し」
効果を発揮!
一般的な耐震構造と 「MGEO-N63」 性能比較 |
大地震 | 中小地震 | 台風 | 本震なみの 余震 |
大地震時の 構造体損傷 |
|
---|---|---|---|---|---|---|
MGEO-N63 「耐震」「制震」 |
◎ | ◎ | ◎ | ○ | ○ | |
耐震 | △ | ○ | ○ | △ | △ | |
地震によるダメージは 蓄積される |
構造体そのものの強度で地震の揺れに耐え建物の倒壊を防ぎます。ユニバーサルホームの構造体は強固な耐震構造。大地震でも倒壊する心配はありませんが、構造躯体に損傷を起こす恐れがあります。
高層ビルなどに採用されている最新の揺れ防止技術です。最先端の制震システムが地震エネルギーを大幅に吸収。大地震でも構造躯体の損傷を軽減し、連続する大きな余震でも倒壊を防ぎます。
MGEO-N63の制震ダンパーに使用されている高減衰ゴムは、SRI ハイブリッド社がカーレースの過酷な環境で培ってきたレーシングタイヤの開発技術を応用してつくられたもの。地震によるゴムの変形を熱エネルギーに変換することで、震動を吸収します。
高減衰ゴムが地震のエネルギーを熱に変換している様子。
10回の振幅で約4.8度上昇。約100年相当の高い耐久性を確認。
引っ張り伸びは通常の約2倍で、
伸びてもすぐ元の位置に戻ります。
高減衰ゴムは激しい震動を受ける全国の斜張橋でも採用されています。
(北海道江別市 美原大橋)
通常のゴムの約2倍の引っ張り伸びを誇る高減衰ゴム