小松店

液状化現象ってなんで起きるの? その要因と対策について

こんにちは

1週間経ちましたが、
台風21号や北海道胆振東部地震の
復旧作業がいまだ続いております

特に被害の大きな地域に
親戚の方や友人知人がいらっしゃる方もまた
不安な日々を過ごされているかと思います

みなさま方が一日も早く平穏な生活に
戻れますことをお祈りしております

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今回の北海道の地震では、
震源地近くの土砂崩れはもちろんのこと、
市街地の液状化現象も報道されていました

道路のアスファルトがひび割れ、
傾いた住宅のニュース映像を
ご覧になった方も多いと思います

そこで、今回は液状化現象について、
なぜ起こるのか、またその対策方法など
まとめてみたいと思います

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液状化現象はなぜ起こるの?

液状化現象について一言で簡単に言うと、
地震の強い振動で地盤が液体状になる現象です

では、なぜそのような現象が起きるのかというと、

(1)水分を含んで緩くつながっていた砂の粒が、
(2)振動でバラバラになり砂と水が分かれ、
(3)水が地面の上に噴出
(4)地盤が崩れることで起きるのです

地面から水が噴出し、地盤が崩れることによって
支えを失った上の建物が
家が傾いたり沈んだりするのです


緩詰めの砂粒子が振動によって
液状化する様子(模式図) Wikipediaより)

液状化現象はどこで起こりやすいの?

では、どういった場所で起こりやすいのかというと、
地盤が緩く、地下水位が高い砂地の地盤
起こりやすいといわれます。

具体的には、

砂丘地帯、三角州、干拓地など、
もともと川や沼地だった場所を
人工的に改変した場所

起こりやすいとされています

また、新しく都市開発された地域
発生することも多いです

日本で液状化現象が広く知られたのは、
1964年の新潟地震からでした
この時には県営アパートの建物が倒れ、
空港の滑走路が液状化現象で冠水しました


(1964年に発生した新潟地震による
液状化で大きく傾いた県営川岸町アパート
Wikipediaより)

液状化現象は決して遠い過去の被害ではなく、
近年の大地震、
東日本大震災熊本地震でも
液状化現象の被害が報告されています

そして今後起こることが危惧されている、
首都直下型地震南海トラフ地震でも
液状化現象が大きな被害を
もたらすのではないか、と予想されています

液状化現象の対策とは 何ができるの?

対策として私たちに何ができるか、というと、
まず、ハザードマップなどを確認することが
あげられるでしょう

しかし、液状化現象のハザードマップは、
都市部が中心で、
まだまだ日本すべての地域で
整備されていないのが現状です

そして、いま家づくりを考えて
いらっしゃる方にとっては、
これから家を建てる場所が大丈夫なのか、
不安に思うことも多いと思います

万が一、家を建てた後に
液状化現象が起きてしまうと、
補修費用に多額の資金が必要になります

やはり家を建てる前に
液状化現象の対策をするのが
何より重要といえます


対策方法としては、建築前に地盤を調査し、
上の図のような方法で地盤改良を行います

表層改良…弱い地盤を平面的に掘削、
建物が接地する全面を改良する

柱状改良…建物が接地する箇所を部分的に深く掘削、
柱状の改良体で支える

鋼管杭工法…建物が設置する箇所に
鋼管を埋め込み、建物を支える

それぞれ硬い地盤に達するまで
地面を掘削するのですが、
地表から硬い地盤までの深さによって、
工法が異なってきます

調査した地盤の状態によってこれらの中から
最適な方法を選んでいきたいですね

 

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いかがでしたか?

液状化現象は、地震災害の多い日本では
いつどこで起きてもおかしくはない現象です

家づくりを考えるときには、
建てた後もご家族が安心して暮らせるように、
地盤についても考えてみてはいかがでしょうか?

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参考:

液状化現象 – Wikipedia

液状化現象とは何かを対策を含めて簡単にわかりやすく解説

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