25歳ご夫婦がマイホームを手にするまでの記録・・・その3

強い台風が各地に爪痕を残して日本列島を縦断していきましたね。

被災された皆様に心よりお見舞い申し上げます。

さて、S様邸です。

土地、建物を契約して数日後、ご主人がブラジルに出張に旅立たれた翌週から、

奥様のこだわりがいっぱい詰まった『ドリームハウス』計画がスタートしました。

 

3.ご主人の出張から帰国までの一か月間、奥様の奮闘

 

キッチンや水廻りに超こだわりを持つ奥様は

ある日ご自身でT社のショールームにお出かけになりました。

キッチンやカップボードを品定めされたのですが、

ショールームから私の携帯に「ジェイアラート」を聞いた時のような不安感に包まれたような声で

『キッチンが入らないみたいなんです!』

あまりの突然な奥様からの狼狽ぶりに私の脳は

過去の経験を総動員させてみたのですが想像が付きませんでした。

一体何が起きたのか!ワット ハップン?・・・

ハップン↑・・・発音を頭の中で繰り返していると、約8分後、

(ヤク ハップン!)

T社のスタッフさんから事情を説明され、理解できたのでした。

つまりこういうことです。

これは、翌日奥様が持参された手書きの間取りですが、

 

(奥様手書きの1階の間取り:外枠が土地の境界線、建物左の□はカーポートみたいです)

4mの間口のLDKに長さ2.55mの対面キッチンにし、

キッチンの続きで長さ1.5mのダイニングテーブルを配置し

さらに奥行き50センチのパントリーをつけたいというものでした。

これでは家事動線を入れると隣の敷地まで突き出てしまいます。

さらにその南にあえて和室を設け、

ダイニングテーブルのすぐ南を壁でふさぐという構成です。

玄関も勝手口のようにフェイントで西から入る

まるで社員通用口みたいな玄関です。

その割にシューズクローゼットの大きさはなんと、

和室よりも広いという、鳥肌が立つような

素晴らしいアイディアがいっぱい詰まったプランです。

驚いた時などよく、目が点になると表現しますが、

奥様のプランを最初に見た時の私の目はこのようになりました!!

 

 

瞳孔が開いちゃった!とでも言いましょうか、

 

もちろん自由設計のユニバーサルホームですから

奥様の夢を叶えてあげたいのはうみうみ、否、やまやまなのですが

やや方向性が違ってるかな?というような場合はご要望を聞き、耳をダンボにして、

そして、「奥様の考え方と方向性はほぼ同じですよ・・・

ただ、こういう表現方法もいいのではないでしょうか・・・」

というスタンスで優しく軌道修正してあげるのが我々のお仕事です。

だから私たちスタッフは目がフクロウになり、

耳がダンボになり、髪の毛を

時々ソバージュにするのです。

(スタッフから古いですと言われました。

今はあんま使わないんですね・・・ワンレン ボディコンとか)

 

その後奥様には何回かお打合せをさせて頂きました。

今は便利な世の中で、ブラジルにいらっしゃるご主人と

図面などをメールでやり取りし

ご主人が帰国されたと時には素晴らしいプランが出来上がり、

先日、無事建築確認申請も降りました。

 

 

今は着工に向けて外観イメージや内装、

電気配線等の打ち合わせを

笑顔を交えながら、時々ご主人と奥様の食い違う意見を

調整しながら進めています。

 

(意見が食い違う時7:3で奥様に分があります。爪を噛んで耐えるご主人)

その代わり、ご主人には夢の書斎がご褒美としてあてがわれました。

奥様にはキッチンの横に家事室(ママルーム)が出来ました。

家事動線は、キッチン→家事室→洗面所→浴室という理想的な動線です。

 

ご主人の出張から帰国までのあっという間の1ヶ月間。

ショールームから「ジェイアラート」を聞いた時のような

不安に包まれた鉛色の奥様の声でしたが、

「早く建たないかな~楽しみだな~」

その声は今や「ジェラート」をほおばった時のようにキラキラしています。

 

私は日本の伝統スイーツ、おはぎを頬張り季節を楽しみたいと思います。

血糖値が気になる今日この頃です。

つづく